当院は自治体病院を前身とし、平成25年4月より非公務員型の“地方独立行政法人　くらて病院”へ経営移行いたしました。診療科としては、内科（脳神経科、循環器科、呼吸器科、腎臓・透析科、消化器科、膠原病、糖尿病、血液）、外科、整形外科、眼科、耳鼻科、泌尿器科、リハビリテーション科を持ち、一般病棟100床、包括ケア病棟２２床、回復期リハビリテーション病棟60床、療養型病棟40床を有するケアミックス型の病院です。また、老健施設として“鞍寿の里”（60床）を併設しております。
当院が位置する地域は高齢者が多く、生活習慣病・慢性疾患に対する診療が地域の大きなニーズであります。特に脳血管障害、高血圧症、虚血性心臓病、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、肝臓病などの患者様が多く、急性期から慢性期にいたるまでの診療を幅広く行っております。また、直鞍地区における二次救急病院の一つとして、昼夜を問わず地域で発生する救急患者様の受け皿として機能しております。保健福祉活動としては、脳検診、肺がんCT検診、乳がん検診を実施しており、生活習慣病の健康教育を定期的に開催しております。また、行政主催の住民健診・学校健診にも参加させていただいております。
地域のニーズと当院の社会的立場を考慮すると、我々に与えられた使命は、全人的・包括的医療の地域拠点病院として機能することであると考えております。この観点から、ケアミックス型の当施設は連続した医療・介護サービスを提供することができ、患者様には安心してご利用していただける施設ではないかと考えております。
我々は、独立行政法人制度のもとで弾力的な病院運営を実践し、地域住民の疾病予防・早期発見・治療・アフターケアを充実させ、与えられた使命が十二分に果たせるべく日々努力いたす所存でありますので、皆様には今後も変わらずご指導ご鞭撻下さいますようお願い申し上げます。