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患者さまの立場を十分理解し、質の高い医療を目指します。

病院の特色

1.中津川市民病院の特色

 中津川市民病院の特色について、安藤病院長に伺った。

 「当院は岐阜県、愛知県・長野県の県境にある地方都市の中核病院です。この地域的な条件から岐阜県内の患者さんだけでなく、長野県南部や愛知県北部の患者さんも診療圏に含まれています。南北60km、東西35kmと診療圏が非常に広く、香川県と同じぐらいの面積です。診療圏内では当院より大きい規模の病院はなく、入院される患者さんの半数ぐらいはほかの病院や近隣のかかりつけの先生からのご紹介ですので、地方の病院としてはかなりの症例数があると思います。私の専門としている小児科で言えば、専門医を取るために必要な症例数を1年半ほどで診ることができます。」
 

2.診療科の特色

 診療科の特色も伺った。

 「ほかの病院ではあまり見ない診療科で挙げられるのは病院前救急診療科で、当院が日本で初めて立ち上げました。循環器内科や脳神経外科でも365日24時間対応で緊急時に備えています。心臓カテーテル治療や不整脈のアブレーション治療、頭蓋内の出血の治療なども当院で行うことができます。当院は急性期を主にした360床の病院ですが、地域包括ケア病棟が79床ありますので、1次から2.5次までの救急対応が可能です。診療科としては31診療科があります。このうち常勤科が20、非常勤科が11となっています。より高次の病院は当院から40km以上離れていますので、ほとんどのことを当院でできるようにこれだけの診療科を揃えています。夜間の緊急手術、脳出血、心筋梗塞、分娩など、365日24時間対応できるようにしており、救急車搬送数は年間約3000台の規模で受け入れを行っています。またドクターカーも地域に出動しています。中津川市の心肺停止の患者さんの蘇生率は東京都より高く16%を超えていて、社会復帰率も高いので、地域の救急にも貢献しています。」

 東濃地方で初めての災害拠点病院でもある。

 「DMATも複数持っており、東日本大震災、熊本地震、御嶽山噴火時も翌日には出動して、現地で活動していました。地域の一次救急から回復期まで継続的に診られる病院でありながら、災害拠点病院としても力を入れている病院です。」

2020.08.01 掲載 (C)LinkStaff

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