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すべては患者さんのために
南東北グループ 医療法人社団 三成会 新百合ヶ丘総合病院

運営・経営方針

1.運営・経営方針

 南東北グループの経営状況は非常に良好で、平均在院日数が10日以内であるなど、病床の回転率も高い。

 本院である総合南東北病院は超急性期病床が460床であるが、平均在院日数は7日前後、年間手術数は7000件以上で、病床利用率は99%を維持している。また、総合東京病院でも、250床のうち、常に220床から230床が利用され、利用率は98%、平均在院日数も13日以内であるという。

 「私どもの経営方針としては高度な医療を身近に簡単に受けることができ、社会の第一線に復帰していただくことにあります。南東北グループの本院のある福島県は生まれてからお墓に入るまでの循環がとても恵まれているのです。まず周産期医療、生まれてから子ども時代は感染症、青年期は出産や怪我、中年期になるとがんや循環器疾患、老年期になると腰や肩、膝の痛みが出ます。さらに老後は回復期リハビリ、訪問看護、ショートステイ、ロングステイなどが必要ですが、これらをきちんとケアできるシステムが揃っています。病院でないところでは特養やケアハウス、在宅医療などのシステムも完備しています。これが平均在院日数を減らせることに繋がっています。」

 

2.医療連携

 新百合ヶ丘総合病院では病病連携、病診連携を積極的に進めている。開設されて半年以内ではあるが、紹介率も右肩上がりとなっているという。病病連携先としては三次救急を行っている聖マリアンナ医科大学病院が中心であるほか、病診連携では地域の開業医と密接なコンタクトをとっている。

 「いわゆる医師会病院のように、医師会の先生方が私どものベッドを使うことは行っていないのですが、高度な医療機械を入れていますので、検査やがん治療のお役に立てればと思っています。このほど、訪問リハビリも始めました。地域の先生方との連携がありますので、患者さんも自宅に帰ることができるんですね。今は看護師不足なのですが、看護師が充足すれば、訪問看護も始める予定です。私どもはケアハウス、老健、特養、障害者施設、デイサービスなど、多くの施設を有しているからこそ、患者さんに信頼していただいていると思います。これからは在宅医療にも力を入れていきたいですね。」

 

3.今後の展開

 救急医療、高度先進医療を充実させ、年間手術数1万件以上を目指します。また、平均在院日数10日以内、病床利用率90%以上を目標に、病診連携を推進します。そして、臨床研修病院の認定を目指します。現在、東京理科大学生命医科学研究所の大学院と提携しています。臨床の役割を私どもが担い、共同研究を進めていているほか、私どもの医師が東京理科大で教えているなどの人材交流も行っています。そこで、将来は医学部を設立することも視野に入れています。教授クラスの人材は私どもに豊富に揃っていますから、実現可能だと思っています。

2013.01.01掲載 (C)LinkStaff

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