医師の仕事・働き方・キャリアプランについて

#93 毎日がハードって本当?医師の働き方で工夫したいこと

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「医師の仕事は激務」だと耳にしたことがある人も多いでしょう。残業は当たり前で、土日返上で患者のために病棟に詰める、一般的にはそんなイメージが浸透しているのではないでしょうか。ここでは、医師の働き方のハードさ、そして多忙な医師にぜひ試してほしい「ストレス解消法」などをご紹介しています。

毎日がハードって本当?医師の働き方で工夫したいこと

医師の忙しさについて…残業や休日出勤事情

ほとんどの医師の働き方がハードなものであることには疑いようがありません。通常の勤務時間帯に加え残業や休日出勤も多いので、体を休めたり、リフレッシュしたりする時間も取りにくいという医師が多いのではないでしょうか。
医師の場合、宿直勤務が残業としてカウントされる院が多いようです。医師は専門職なので残業代が出ないと思われがちですが、実は「残業代が支払われない専門職」というのは法律で限定的に定められています。そしてその中に医師は含まれないので、医師にも残業手当を請求する権利があるのです。しかし病院の中では、残業代を「時間」で計算せず、一定額の手当で済ませているところもあるため、そういった部分もできれば事前に確認しておきましょう。
宿直勤務は泊まり込みの仕事ですが、急患や入院患者の対応に追われるため、ゆっくり仮眠をとれるケースは少ないようです。朝も昼も夜も、さらには休日も関係なく病院の中を駆け回る医師。人命を救うかけがえのないお仕事ですが、多くの医師のハードワークのもとに成り立っているのだといえるでしょう。

働き方を考えよう!スムーズに業務をこなすコツ

では、医師の働き方のハードさを少しでも軽減するためにはどうすればよいのでしょうか。その解決策は「情報収集の徹底」と「チームを意識したスピーディな状況判断」にあります。特に若手の医師の場合は、ベテラン医師に比べて入院対応がスムーズにいかないことは多いですが、それは積み重ねた経験が違うぶん一朝一夕では改善しにくい部分です。それでもどうにか業務をスムーズに、ひいては医師の働き方を少しでも楽にするために、先程挙げた2つのポイントを意識することが重要だといえます。まず情報収集ですが、自分が受け持つことになった患者のカルテに余すところなく目を通すのが第一。多忙な業務の中で、患者の情報すべてをインプットするのは難しいかもしれませんが、「診断」「入院目的」「現在の状態」の3項目だけは常に頭に入れておきます。
また、医療の現場では医師のスピーディな指示が不可欠です。常に全体の状況を把握し、チーム意識を忘れず、スムーズに指示が出せるように忙しい中でも視野を広く持つことが業務の効率化につながります。

医師が仕事の合間にできる簡単なストレス解消法

ハードな働き方の中では、ストレス解消の時間を十分にとることは難しいもの。しかし忙しさからくるストレスは心身を蝕みます。個人差はあるでしょうが、ストレス解消もないまま健康かつエネルギッシュに働き続けることができる人の方が少ないのではないでしょうか。そこでご紹介するのが、ハードワークの隙間時間に簡単にできるストレス解消法「瞑想」です。瞑想というと、座禅を組んで呼吸法に気を付けて、といったイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。確かに一般的にはそういった方法が浸透していますが、ここでご紹介する瞑想法は座禅も複雑な呼吸法も必要ありません。
やり方はシンプル。目を閉じ(開けていてもかまいません)、思考を止める。それだけです。何も考えず、ただ五感に意識を集中させ、ゆっくりと呼吸をするのです。これを3分間から5分間、毎日続けることでストレス解消効果が出られます。人間の脳は、絶えず働き続けるコンピュータのようなものです。それを休ませ、雑然とした考え事にさくエネルギーを減らし、頭の中のもやもやをスッキリ解消する最も手軽な方法のひとつとしておすすめなのが、この瞑想法なのです。働き続ける脳のストレスが軽減し、頭がすっきりします。

医師は責任重大な仕事だからこそ心にゆとりを

医師の仕事は、人の健康や命がかかっている責任重大なもの。手抜きなどもってのほかで、自分の身を削って業務にあたらなければ対応が追いつかない激務だといえます。しかし、忙しさに追われて、自身の健康や心のゆとりをないがしろにしてはいけません。自分が万全であって初めて、100パーセント以上のパフォーマンスが発揮できるからです。一人でも多くの人を救うためにも、まずは自分の心身をベストな状態に保つことを心がけましょう。

2022.6.22 更新
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