「医師として」メインタイトル
1年越しの想いを叶えられた先生の転職活動とは?
 

第五十四話
1年越しの想い(前)

 一、出会いは1本の電話から
出会いは1本の電話から
 H先生との出会いは、私が入社間もない頃、先生からいただいた1本の電話でした。
そのお電話を、たまたま私が取ったことで担当をさせていただくことになりました。
元々は泌尿器がご専門で、ここ数年は老健施設でのご勤務をされており、前職は、3年ほどご勤務されていました。
しかし、通勤時間が長く体力的に負担になってきた為、一足先にご退職を決断されていました。
とはいえ、医師としての勤務は続けたいとのご意向で、次は、ご自宅から通いやすい距離での求人を探したいとのお話をいただきました。
 二、面接は好感触
面接は好感触
 H先生には、すぐに面談の機会をいただき、喫茶店でお話を伺いました。
先生は、若い頃に脳の大病を患われたことがありましたが、間もなく復帰され、それ以降は約40年にわたって医師としてご勤務をされてきておりました。
病気の影響か、「若干数字が苦手なんだ」というようなお話も聞いたり、会話の中で何度か同じ内容を確認される場面はあったもののコミュニケーションに特に問題はなかったので、早速、いくつかの求人をご紹介し、面接を受けていただくことになりました。
そのうちの1件である老健施設Mでは、理事長との面談も恙なく、その場でぜひ来てほしいと言っていただけるほどの好感触でした。
H先生もご入職に前向きで、私も、「これは上手く行きそうだ」という感想を持って面接を終了しました。
 三、まさかの事態
まさかの事態
 面接が終わり、あとは、老健施設Mからの最終回答を待つばかりという状況から、1週間が経ち、10日が経ち・・・なかなか正式なご回答をいただけずヤキモキしながら待っていました。
2週間が経過したところでようやく老健施設Mのご担当者から連絡が入りました。
その内容は、なんと、現職の医師との契約内容の問題で、少なくともあと1年は契約を解除することができないので、求人自体を取り下げてほしいとの衝撃的なものでした。
正直なところ、H先生も私も、高い確度で待っていたので、かなりのショックを受けました。
しかし、泣き言は言っておられず、早々に気持ちを切り替え、引き続き求人を探していくことになります。
 四、ご入職
ご入職
 その後、いくつかの老健施設で面接を行い、ご自宅から電車とバスで1時間以内の老健施設Sで無事採用をいただくことができました。
ただし、老健施設Sへのご入職は、前任の医師の退職時期の都合で約3ヶ月後となっておりましたので、H先生には、しばらくお待ちいただくことになりました。
その間は、スポット勤務のアルバイトなどにも行っていただき入職時期を待っておりました。
3ヶ月が過ぎ、晴れてご勤務開始となったので、これで一安心と思った矢先、私の携帯に老健施設Sの担当者から1本の電話が入りました。
 
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