「医師として」メインタイトル
前回のあらすじ
体力的には楽な勤務だったが、楽しいという面では不満が!
やりがいを感じられる職場を求める医師が目指す転職とは?
 

第十七話
楽よりやりがいを求めて。(後)

 五 3件のクリニックから面接依頼!
3件のクリニックから面接依頼!
求人の年齢制限基準があるとは言え、基準は目安的な考えというクリニックや院長先生の年齢を考慮して、あまり年上の先生は消極的であるクリニック。
 
各クリニックの事務長としては、理想は40代、現実的には50代半ば迄という考えでありました。
これは夜間オンコールや夜間出動に対応することができる年代と考えての設定ですが、K先生の訪問診療経験や診療に対するお考え、お人柄をお伝えすると
『お会いしてみたい』
3件のクリニックから面接依頼がありました。
 
2件のクリニックは院長先生が60代で、現役訪問診療医のため、さほど年齢には抵抗がなかったようでした。
もう1件は体制改善のため増員計画をしているクリニックでした。
 六 すべてのクリニックの面接を希望
すべてのクリニックの面接を希望
K先生に各クリニックの諸条件をご紹介すると、『ありがたいですねぇ』とすべてのクリニックの面接を希望されました。
 
2つのクリニックを1日のお昼と夕方で設定し、もう一つは翌週で設定しました。
面接1件目は増員計画のAクリニックで事務方の面接(1次面接)。
可もなく不可もなく、クリニックの現状とこれからの構想、勤務条件、K先生の訪問診療に対する考え方等のヒアリングという事務的といえるような面接でした。
面接後K先生の感想は『クリニックの体制構築に頑張っているようですね。結果を待ちましょう』
K先生の反応も可もなく不可もなく、でした。
 七 微妙な会話もありながら面接が終了
微妙な会話もありながら面接が終了
2件目の面接はオンコール365日24時間が基本のBクリニック。
まずは事務方から法人の体制、医師へのバックアップ体制など医師が診療のみに集中できるような体制であることを説明して頂きました。
K先生は過去の開業時との体制の違いに感心されておりました。
理事長先生とも在宅・訪問診療への考え方などお話し合いになられて、盛り上がりをみせていました。
K先生は高校卒業後にブランクがあり(浪人ではなく)理事長先生がそのことを質問されました。
『遊んでいました。』
理事長先生が笑いながら『面白い人ですね。』
こんな微妙な会話もありながら、お互いに挨拶を交わし面接は終了しました。
K先生の感想は『理事長先生の人柄も良さそうですし、体制もしっかりしていますね、良い結果が出るといいのですが・・・』
 八 Bクリニックから内定を頂く
Bクリニックから内定を頂く
私としては翌週面接を控えている残りの1件Cクリニックが夜間オンコールの負担も少なく、病院を経営している法人で院長先生もK先生より年上であり、働き安いのではと考えておりました。
 
翌日Bクリニックから是非K先生を迎え入れたいと内定を頂きました。
早速、先生に御報告すると、即答で『有難う御座います。お受け致します。』
業務内容について不安な点など再度確認したところ、『新たな職場ですので多少不安はありますが、不満はなく、自信はあります。』
 
Bクリニックが採用の決め手となったのは経験豊かなK先生であったことはもちろんのこと、前向き姿勢な気持ちが見受けられたということでした。
 九 やりがいを感じられる職場を!
やりがいを感じられる職場を!
ご勤務開始一週間後、K先生から『楽しく勤務させていただいています。有難う御座いました。』
 
前職は体力的には楽な勤務だったのかもしれませんが、楽しいという面では不満があったのかもしれません。
どのような年代でも、やりがいを感じられる職場を求めていると改めて感じさせてくれたK先生でありました。
 
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