「医師として」メインタイトル
「医療機関に来院出来ない患者を診たい」
そんな強い気持ちを持ち続けて今日も
診療に当たる、60代後半ドクターの転職秘話。
 

第十一話
型にはまらない意志
(前編)

 一 在宅診療を選んだ男
在宅診療を選んだ男
I先生は60歳代後半、もともと一般内科医師として長年、病院やクリニックにて管理者としてご活躍されていました。
しかし、今から約10年前より、「医療機関に来院出来ない患者を診たい」という思いから在宅診療の道に入り、今後もその道で仕事をし続けたいという思いで、この度私がI先生を担当することとなりました。
ファーストコンタクトは電話でお話したのですが、電話では自分の希望を説明しづらい為、一度会って話がしたいということで、先生のご希望の日時、場所をご指定頂きました。
大概の先生は、こちらからご面談の依頼をしても、メールや電話でのやり取りのみを希望するなど、直接会うことを敬遠される方が多いのですが、I先生は、先ずはお互いのことを知った上で、具体的な転職についての話をしたいというスタンスでした。
 二 希望する条件は
希望する条件は
初めてお会いしたI先生の印象は、背が高く、一見気難しそうに見えたのですが、話し出すと第一印象とは一変し、非常に物腰が柔らかく、誰とでも垣根なく打ち解けられるようなお人柄でした。
そのせいか、面談時間は1時間ほどでしたが、その間に3~4回席を外され、お電話をされていらっしゃいました。
恐らくは仕事上の関係者などからも頼られているのでしょう、医師としての職務以外の相談も乗られているようでした。
I先生の転職先のご希望条件はシンプルで、

・週5日勤務
・ある特定の公共交通機関沿線の駅近くの立地
・未だ経験の無い在宅緩和ケアが勉強できるクリニック
・オンコール・夜間出動は可能

というものでした。
年俸について伺ってみると、「希望額は自分からは言いません。経営者の考え方、診療体制及び診療内容によって検討したい。」との事でした
 
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