HOSPITAL INFO - 自治医科大学附属病院の院長メッセージ

　医療関係者はよく働きますし、ボランティア精神で病院を支えようとしますが、それでは未来永劫続く病院にはなりません。私は普通の人が普通に働け、最高の成績を出せる病院を作っていきたいと思っています。女性職員の産休や育休取得は当然のことですし、考え方の多様性を重要視しています。ただ病院として、何らかの色をつけてしまうと、その色で人が集まるので、色をつけることは考えていません。当院の医師がしたい医療を病院として実現することを心がけています。私が所属する消化器外科でも、国立がん研究センター東病院や東京山手メディカルセンターなど、これまで派遣したことのない病院であっても、スタッフが行きたいと言えば、了承しています。人は仕事をやらされていると思うとモチベーションが下がりますが、自分がしたいことは一生懸命するものです。一生懸命に学んだことを医局にフィードバックしてくれれば、嬉しいです。
　当院は東大出身者が多いと思っておられる方が多いようですが、そんなことはありません。全国の大学の出身者が集まってきている大学です。どなたの目にも当院で働いている人の姿がいいなと映るように、質の高い仕事ができる環境をこれからも整えていきます。