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「一人は万人のために、万人は一人のために」
庄内医療生活協同組合 鶴岡協立病院

病院の特色

 堀内院長に鶴岡協立病院の特色について、伺った。

 「この地域は鶴岡市立荘内病院が520床の急性期病院、次いで鶴岡協立病院と鶴岡協立リハビリテーション病院、それに鶴岡市立湯田川温泉リハビリテーション病院、開業医さんと医療構造は極めてシンプルです。
当院の立ち位置は高齢者を中心とした急性期、リハビリ、亜急性期、慢性期、介護、在宅医療など、健康づくりから介護まで切れ目のない医療を展開するというものです。
もう一つは医療と在宅や介護を繋ぐハブ機能です。急性期病院は地域包括ケアを担うのに相応しくなく、これは当院の役割だと認識しています。
当院は4万人の組合員に支えられていますが、その方々が安心して住み続けられる地域づくりをしていきたいです。
今も組合員の方々のための「たまり場」があり、そこでお茶飲み会や健康づくりを行っています。」

 1.内科

 菅原真樹医局長が消化器内科をリードしている。内視鏡検査が活発であり、山形県下でトップクラスの実績を誇っている。菅原医局長はESDやがんの化学療法に積極的に取り組んでいる。

 「消化器内科は以前から佐藤理事長が頑張っていて、私も少し手伝っていましたが、今は菅原医局長が柱となって、アクティブに行っています。
当院は高齢の患者さんが多く肺炎が避けられません。呼吸器内科の高橋医師が活躍しています。循環器は市川医師が心臓カテーテル検査や治療に力を入れています。
消化器、呼吸器、循環器の三本柱だったところに、最近は東京慈恵会医科大学から糖尿病の専門医が4人の日替わり体制で来てくれるようになり、糖尿病専門外来が充実してきました。当院が彼らの臨床と研究のフィールドになっているんです。
循環器には日本医科大学からの応援医師が来ています。鶴岡市は東京から遠いようですが、飛行機だと近いんです。病院のすぐ近くに庄内空港があり、羽田からの第1便で来ると8時45分には当院に到着でき、9時からの外来に間に合います。
東京の都心部から千葉県や埼玉県の病院へ行くよりもアクセスがいいんですよ(笑)。先生方からも実際に来てみると近さを実感すると言われますね。」

 菅原医局長にもお話を伺った。

 「年間の内視鏡検査数は上部が9,000件、下部が2,000件です。ESDでの治療は年間40件ですから、この規模の病院としては多い方ではないかと思っています。」

 2.外科

 常勤医師が在籍するほか、東京慈恵会医科大学や本間病院からも応援の医師が来ており、腹腔鏡下の手術を中心に行っている。外科での手術数は年間100件余りとなっている。

 「手術は胃、大腸、肝臓、胆嚢、ヘルニア、呼吸器、乳腺と多岐に渡ります。
中でも腹腔鏡下手術が得意です。腹腔鏡手術を勉強したい医師がいらしたら、大歓迎です。」

 3.産婦人科

 関和彦医師が「明るく、楽しく、安全に」をモットーに診療を行っている。
分娩のほか、不妊治療、ウロギネコロギー、更年期外来、骨粗鬆症、がん検診といった婦人科領域にも力を入れている。
また、思春期外来、性教育も行っているほか、「プレママ&パパクラブ」というマタニティ教室、よちよちファミリークラブ、おっぱい外来などの教室も積極的に開催している。

 「分娩数はそれほど多くありませんが、忙しくなく、落ち着いている雰囲気です。助産師による、産前産後のフォローも好評です。春にはベテランと新人の助産師が加わりますから、さらに充実するでしょう。」

2017.03.01 掲載 (C)LinkStaff

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