医師の仕事・働き方・キャリアプランについて

ベストな時期はいつ!?医師におすすめの転職タイミングとは

医師がキャリアアップを図るなら転職もおすすめです。しかし、転職は早ければ早い方がいい行動ではなく、適切なタイミングがあります。この記事では、医師が豊かなキャリアを築くための「転職のタイミング」について解説します。

医師の転職時期が大切な理由

医師の転職時期が大切な理由

現在の病院に不満を感じている医師は転職によって、正当な評価のもらえる職場で働けます。しかし、転職したくても常に理想の職場が募集を開始しているとは限りません。万が一、募集もないのに病院を辞めてしまうと過酷な転職活動が待っています。
まず、絶対的な募集枠が少ないのでたくさんのライバルと少ない志望先を争わなくてはいけません。また、「転職によってキャリアを維持したい」「キャリアをアップさせたい」と考えている人にとっても不利です。望む役職がないために転職活動は長引く傾向があります。転職活動がなかなか終わらないと経済的、精神的な負担もつのっていきます。また、「どうしてすぐに転職しないのか」という質問を面接で投げかけられもするでしょう。医師は現場への感覚を常に研ぎすませておくべき仕事です。理由もなくブランクの空いた医師を、病院側は評価してくれません。その結果、本人が思っていたよりも低いレベルの職場に再就職するしかなくなる恐れもあります。

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医師の転職時期はいつがベスト?

医師が転職を決意する時期としては「4月前後」や「10月前後」が多い特徴があります。なぜなら、これらの年度の区切りに異動や人事評価などが告げられて医師は自らの待遇を確認します。もしも、自己評価より極端に低い評価を告げられたら、一気にモチベーションが下がって医師は新しい職場を探し始めます。
ただし、「転職を決意する時期」と「本格的に転職を活動する時期」は別にしましょう。多くの病院では4月、あるいは1月に新しく医師を迎え入れるサイクルがあります。そして、転職してやってくる医師であれば2、3カ月前に選考過程を終わらせ、採用を決定します。つまり、医師の転職活動がもっとも活発化するのは1月前後、あるいは10月前後です。現在の病院を辞め、転職活動を始める場合には1月や10月を目安にしましょう。これらの時期だと募集件数も多いうえ、書類選考に通って面接まで進める確率も高くなります。上手くいけばブランクを空けずに次の職場へ移れる可能性もあるでしょう。

時期以外に意識すべきこと

転職の際、時期以外に「診療ジャンル」や「専門」を意識して病院を探しましょう。キャリアアップできる医師は「自分の特性を活かしている」という強みがあります。たとえば、患者とのコミュニケーションに力を発揮する医師が、研究が中心の職場に転職しても力は発揮できません。得意分野に力を入れている病院に就くからこそ、上層部に力を認められて出世ができるのです。
「人間関係」もまた病院を選ぶ際の重大なポイントです。大学病院などでは派閥が強く、医師同士の関係が良くないところもあります。しかし、こうした派閥はどこの病院でも多少はあるものです。また、教育カリキュラムが徹底していない病院だと新人が育たず、古株の医師が幅を利かせていて中途採用者には厳しい環境が待ち受けています。転職活動中には労働条件などだけではなく「自分がやる気を出して働けそうか」も見抜きましょう。面接以外にも、実際に足を運んで職場見学をしておくと病院の雰囲気がつかめます。

タイミングを見極めて後悔のない転職を

医師にとって転職が英断となるか後悔を招くかは「タイミング次第」です。適切なタイミングを見計らって転職活動を成功させましょう。また、病院にはさまざまな特色があり、世間的に「いい病院」とされている職場でも自分の感覚にマッチしないこともありえます。転職活動では時期の他にも「職場の雰囲気」「やりがい」などをしっかりチェックして志望先を絞り込みましょう。

2018.3.14 掲載
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まとめ

募集枠が少なく、望む役職がないために転職活動は長引く傾向がある

病院側の募集としては4月、1月に新しく医師を迎え入れるサイクルがある

時期や労働条件以外にも、「診療ジャンル」や「専門」を意識して志望先を絞り込む

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