ドクター転職ショートストーリー

お金にはない価値(上)

2018年08月15日 コンサルタントY

今回、ご紹介する30代の若き腎臓内科ドクターはお金ではない価値を見出して転職したお話しです。

そのドクターとの出会いは、当社のウェブサイトからの問い合わせでした。総合病院でお勤めのこのドクターの要望は透析もしくは内科クリニックへの転職でした。正直、大都市での転職案件だったので求人数は多数存在していました。

将来的には開業も視野に入れておられ、今からクリニック勤務経験とマネジメントのできる環境を望んでいました。当然、開業するからには多額の資金が必要になることも考え、給与が高額であるご希望も優先順位が高いものでした。

早速、1日がかりで求人調査を行いましたが利便性が良くない立地条件だったり将来性が見えにくいクリニックだったりと求人数が多いなりの難しさがありました。その中から吟味して搾り出した求人は3件。内科クリニック院長職募集2件と透析クリニック分院クリニック院長職募集でした。

自宅から通勤時間40分以内で行ける立地条件の透析クリニックをそのドクターは選ばれました。面接の設定を迅速に行い、およそ1週間後に1次面接に行くことになりました。

当日、初対面のドクターを見たとき若々しくハンサムで礼儀正しい印象の大変、良い方でした。現職でなかなかやりがいを見つけられず、それなら早いうちに開業に向けてクリニック勤務で経験を積もうと思われたようでした。

行きの車中でそんなことを話しながら、あっという間に面接会場の透析クリニックに到着。入り口で出迎えてくれた理事という役職の男性は後々、実質の最高経営責任者ということを知り、驚くことにその時は思いもしませんでした。しかしもっと驚くことがこの直後の面接中に起こったのでした。

次へ続く

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