ドクター転職ショートストーリー

素直な気持ちで転職活動(上)

2004年12月15日 コンサルタントK

N先生は、30代前半の消化器外科医である。ある日、一本の電話が入りお話を聞いてみると転職を検討するに当たってのN先生からのお問い合わせであった。
大学を卒業して医局派遣で数年勤務していが、所属大学医局の縦社会になじめず、悶々とした日々を過ごしていた。ふとした時にやりたい手術ができず、症例を積むこともできていない事に突然気づき、衝動的に転職を決意した。
ご自身で心当たりのある病院にアプローチし、早々に転職されH病院に勤務することになった。だがH病院でのご勤務は、N先生が着任当初はそれほどでもなかったが、次第に想像した以上に過酷な勤務になり、ほとんど休日も無しで週に2回以上の当直が当たり前になってきた。それだけならまだ良いのだが、外科医が整形外科や内科など何役もこなせなければならず、2次救急を受けている状況では非常に医療の質に不安を感じないではいられなかった。

年収は1000万円。もちろん当直をこなしての30代前半での話である。1年の月日が流れたが状況に変化が現れる兆しはなく、再度転職の気持ちになってきた。ただ、既に大学医局とは決別し身軽な身ではあるが、何度も失敗はできず慎重に進め、且つできるだけ情報を集める為に第三者の活用を考え、私と出会うことになった・・・・・・。

次へ続く

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