「医師として」メインタイトル
平日常勤、週末開業をされる先生の転職活動とは?
 

第四十一話
平日常勤、週末開業という働き方(前)

 一、多様化する働き方の珍しい一例
多様化する働き方の珍しい一例
 働き方が多様化する現在では、副業するDr.は全体の7割程といわれています。弊社においても、常勤・非常勤求人を合わせてご紹介する事が多く、また最近では週4日+非常勤という働き方が増えている傾向です。
今回のお話は〝開業しながら常勤で勤務する”といった少し珍しいケースを紹介させていただきます。多様化する働き方の一つの事例として、参考にして頂けると幸いです。
 二、希望詳細は意外な内容
希望詳細は意外な内容
 今回ご紹介する先生は、地方在住、ご自宅でクリニックを開業されている60代半ば内科の先生で、弊社求人サイトe-doctorよりご連絡いただきました。その希望詳細では『転職希望』と記載されていたものですから、てっきり現職の診療所を閉院して転職されるものだと想像していました。早速、希望詳細を伺ってみると、「今開業している診療所は、週末の土日だけ開設しようかと考えておりまして‥。なので、平日週4.5日の常勤先を紹介して頂きたいのです。」というご依頼でした。
 三、地域の為に廃院せず週末診療したい
地域の為に廃院せず週末診療したい
 なぜ、廃院されずに、週末だけ診療所を継続されるのか。疑問に思い、率直にお伺いすると、開業先が高齢化・過疎化が進んでいるエリアの為、今後患者数が増加する見通しが困難な事、更にコロナ禍で患者減少に拍車が掛かり、診療枠の縮小へと踏み切られたようです。また、廃院してしまうと、長年頼って下さる地域の患者さんにもご迷惑をかけてしまうため、週末に診療を集約する。という決断に至られたのです。
 四、条件3点を満たす求人探し
条件3点を満たす求人探し
 先生の希望条件は、『週末帰省できるエリアであれば全国どこでも良いが、できれば実家がある関西が希望。更に医療機器が揃っている急性期病院を希望』という事でした。
①病院に開業を承認頂くこと
②毎週末に帰省できること
③年齢制限がないところ(60代半ば)
その後すぐに、上記3点を満たす求人探しが始まりました。
 
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