「医師として」メインタイトル
65歳、ベテラン消化器外科のA先生
転職回数が多く面接設定が困難なケースの転職活動とは?
 

第二十九話
65歳 消化器外科医として続けたい(前)

 活発な外科のA先生
活発な外科のA先生
 約6ヶ月前に医師転職サイトからの問い合わせがA先生とのお付き合いの始まりでした。
 担当することになり先生が入力頂いた情報を確認すると、指導医や評議員などの資格はたくさん取得されているような先生で、10年ほど前は地域の中核病院の部長を担われ、後進の指導を直接行われるような活発な先生だったそうです。

 役職につかれていた先生、しかも外科となればかなり厳しそうな先生ではないかと思いながら電話を入れてみると、優しさが滲み出てるような声の先生で、同じ関西出身という事でざっくばらんに話をすることができ、すぐに面談を組むことができました。
 一 概要書の時点で5件の面接依頼
概要書の時点で5件の面接依頼
 いろいろな話を電話で聞くと、指導医等を取得されており、いい感じの話が続き、年齢の部分はありましたが提案できる求人はそこそこありそうに思え、面談日までに候補となる病院へ確認を入れると概要書の時点で結構面接依頼を頂けました。5件はありましたのでこの中から最低1件は面接が組めるのではないかという淡い考えを持ちながらA先生との面談に望みました。

 実際にあってみると少し小柄で、電話の声のままの優しい雰囲気でした。互いに関西出身で共通の話題などが多く、転職の話より昔話に花が咲いたといった感じになりました。肝心な求人については後回しになり2時間ぐらい話が続きました。ようやく本題に入ろうとした時に先生が作成頂いた経歴書を渡されました。
 二 びっくりするくらいの転職歴
びっくりするくらいの転職歴
 経歴書を拝見すると本当にびっくりするくらいの転職歴、医者ならではで、一般社会人ではここまで転職できる人はそう多くないと思いました。そうなると持参した求人の中から面接ができるのは果たしてあるのか、段々と雲行きが怪しくなってきました。病院へ確認を入れている時はかなり生きよいよくいい感じの話ができていたのに、少し雲行きがおかしくなってきました。これは面接時の経歴の開示については事前に開示した方がよいのか、先生の人柄はすごく良いのでまずは面接を組んで話をして頂いて先生の人柄をアピールしながら進めた方がよいのかかなり迷いました。
 三 経歴を開示すると面接設定ができない
経歴を開示すると面接設定ができない
 まずは面接を組みたいという気持ちがありましたので、経歴を開示しないで面接を2件行いました。結果としては2件ともNGとなり、先生も少し落ち込んでいた様子が伺えました。先生に確認を入れて経歴の事前開示の了承を得て各医療機関へ打診の連絡を入れますが次の面接設定ができなくなりました。

 転職回数が多いという事は、自宅近辺の可能性のある病院では勤務されていましたので、少し遠方を視野に入れて確認をしているとかなり高額な条件を提示してくれる医療機関が現れました。
 
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