「医師として」メインタイトル
前回のあらすじ
人間関係で悩む整形外科医が決意した
2度目の転職活動とは?
 

第二十三話
2回目の転職 (後)

 五 2回目の転職
2回目の転職
 奥様からの連絡は、先生が転職を検討されていると言う事で非常にびっくりしました。

 私としては、希望地域ではありませんでしたが自治体の老健施設ということで安定感があり、宿舎は一戸建て(庭つき)で休日はゆっくりできる環境でしたので、こちらで医師人生を全うされると思っていましたので「なぜ」というのが正直なところでした。
 六 経営方針が変わって…
経営方針が変わって…
 お話を伺ってみると、過疎地にある自治体病院で病院の運営がうまくいっておらず、100床近くある病床をなくして外来のみ診療を行う流れに変更されました。
 施設はその病院建物の3Fにあり、急変など施設で対応できない方については病院で受け入れることが前提でしたが、病棟がなくなり病院を受診したとしても患者の状態が落ち着いていなくとも老健のベッドに戻ってくることになり、先生としては施設の設備だけでは対応しきれない状況を事務方へ改善を申し出られるも対応が遅く、今回の転職連絡を頂くことになりました。
 七 85歳で
85歳で
 依頼内容としては前回と一緒で愛知県、三重県で再度探してほしいという事でした。
 求人は浮き沈みがあるとは言え、約2年経過して85歳の医師の採用を検討頂ける施設は前回同様にすぐには見つかりませんでしたので、進捗については報告を入れておりました。
 八 医師不足の地 ― 老健医師の求人
医師不足の地 ― 老健医師の求人
 そして3ヶ月が過ぎたころに日頃取引のある病院から、関連老健の医師が体調不良となり後任を早々に探してほしいと連絡が入りました。
 この地域も医師不足の地域で非常に困った様子でしたので、先生を提案すると入職が少し先になっても構わないので是非お会いしたいとお言葉を頂きました。

 またしても全く違う関西の募集で、先生には少し言いづらい部分もありましたが他の案件がないこともあり思い切ってお伝えした所、せっかくのお誘いなので一度施設見学に行きたいと言って頂けました。

 他に提案できる求人もない状況でしたので、先生に気に入って頂ければという思いで面接に臨んだ所、環境やスタッフの皆様も快く対応して頂いた部分もあり、この施設でお世話になりたいと面接のときに言って頂け入職に至りました。
 九 最後の転職のお手伝い
最後の転職のお手伝い
 現勤務先は雪の多い地域でしたが、こちらは雪もなく環境の良いとこで奥様も大変気に入って頂けましたので、これが先生との最後の転職のお手伝いだと思いました。

 今は大変お元気ですが、年齢のことを踏まえ十分ご自愛してご勤務頂ければ長く勤務頂ける環境にあり、時々訪問できる距離にもなりましたので、近くに行った際はご挨拶にお伺いしようと思っております。

 これからもお元気で、末永く地域の皆様に愛される医師として、スタッフの皆様と一緒に頑張って頂けましたら幸いに存じます。
 
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