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地域密着型 高度な医療で愛し愛される病院

病院の特徴

1.内科

 一般内科、総合内科として幅広く診ることを基本としているが、消化器内科、糖尿病科は症例数が豊富である。消化器内科では上部消化管、下部消化管、肝臓、胆のう、膵臓などの良性疾患、悪性疾患がともに多い。一方で、消化管出血や胆のう炎、腸閉塞などの消化器救急疾患の患者さんにも対応する。 糖尿病科では糖尿病教育やインスリン導入を目的とした入院、コントロールが難しく、治療に困難をきわめる症例や高度肥満症例なども診療している。

 「専門医が循環器、腎臓、消化器、神経と内科の外来としては揃っていますので、地域の病院としてのニーズである一般内科を診ながら、場合によっては専門を活かして診療するといった形をとっています。」
 

2.外科

 一般外科、中でも外傷、肺、乳腺、ヘルニア、肛門、胃、小腸、大腸、肝臓、膵臓、胆嚢、胆嚢といった腹部の疾患に対し、適応によっては腹腔鏡下での手術も行う。また、腫瘍手術後の化学療法も行っている。

 「私も現役で手術をしていますよ。がんに関しては拠点病院にご紹介していますが、当院で手術してほしいという患者さんに対して、一般消化器外科や乳腺外科の手術をしています。高齢の患者さんは麻酔時間を短くしたいので、胆石や大腸がんには腹腔鏡を使っています。ただ、本来は腹腔鏡の方が適切であっても腹腔鏡での切除が難しい方は開腹にしますし、割合としては半々ぐらいでしょうか。」

 森山院長は外科のみならず、様々なフィールドで活躍中だ。

 「もともとは外科医ですが、当院では総合診療科、健診、在宅医療、緩和ケア、認知症サポートなどの部署も兼任しています。緩和ケアと認知症はタイアップして進めないといけないことが多いので、認定看護師を含め、チームで重点的に行っています。当院では看護師に対し、認定看護師や特定看護師の取得の支援もしています。」
 

3.整形外科

 整形外科では骨関節疾患や脊柱の疾患を扱っており、肩痛、膝痛などの関節痛のほかに、頸部痛、肩こり、腰痛、手足のしびれ、神経痛などを対象にしている。関節の変形性疾患には投薬加療、関節内注射などの保存的加療を行うが、症状が強い場合は手術となる。脊柱疾患は薬物療法、神経ブロックを行い、症状によっては手術を行う。骨折、脱臼、靭帯・腱断裂に対しても迅速に対応している。骨粗鬆症は骨折の予防のほか、脊柱骨折に対して疼痛が強い場合にはBKPバルーン・カイフォプラスティ(椎体形成術)も行う。

 「当院は回復期リハビリテーション病床の基準を満たしていないのですが、リハビリも含め、患者さんが非常に多いです。転倒骨折の高齢の方、脊柱菅狭窄症など、リスクがあっても手術をした方がいい場合は積極的に手術しています。進行がんの患者さんの予後が悪い場合でも痛みをとるために手術をすることもあります。」
 

4.眼科

 一般眼科全般を診ているが、特に白内障手術に力を入れている。内科外来との連携による糖尿病性網膜症の診断と各種眼底疾患に対するレーザー治療も活発であり、後発白内障切開術、レーザー虹彩切開術、涙点プラグ挿入、時工視野計、ゴールドマン 視野計による緑内障の検査、角膜の検査、角膜内皮細胞検査、超音波検査、眼鏡処方などの検査も行う。

 「眼科には常勤医師が2人おり、手術件数も多いです。近隣の横浜市立大学附属病院、済生会横浜市南部病院、横浜南共済病院の先生方に手術室をお貸しすることもあります。」
 

5.皮膚科

 アトピー性皮膚炎、乾癬、内服を含めた爪白癬治療などの長期診療と、炎症性粉瘤や膿瘍の緊急切開、熱傷や創傷かぶれや薬疹などに対応している。また、患者さんの高齢化に伴い、褥瘡治療、フットケアも行う。褥瘡は外科と連携し、栄養士や薬剤師も含めた褥瘡チームが病棟で活躍している。一方で、外科の手術や検査の施行日には粉瘤や良性腫瘍の切除、悪性腫瘍を疑う場合の皮膚生検、病理組織検査、パッチテストなどを行う。

 「独居の高齢の方が多い地域ですので、倒れておられた高齢の方に褥瘡があることが少なくありません。褥瘡に関しては認定看護師もいますが、もともとの疾患を診ている医師が主治医となります。ただ、大きく切除する場合は麻酔をかけますので、私も手伝っています。除圧して処置しますが、栄養状態をチェックしたり、基礎疾患の管理も必要です。」

2019.08.01 掲載 (C)LinkStaff

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