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人が人として尊重される医療活動を

病院の特徴

1.内科系

 循環器、消化器、呼吸器、腎臓など、それぞれの分野に専門医が揃っている。循環器内科は山本博昭名誉院長がリードし、シネアンギオ室やCCU・ICUを完備した施設を持つ。心臓血管外科の医師も常勤しているため、合併症が極めて少ない成績となっている。
 消化器内科は内視鏡検査が長野県下でも有数の検査数を誇る。年間で上部約7000件、下部約2500件にのぼる。また、胃がんの内視鏡的粘膜下層剥離術を長野地域で最も早くから導入した施設として、現在までに500件を超える手術を行っている。北信地域では数少ない肝臓専門医も在籍している。
 呼吸器内科は慢性閉塞性肺疾患(COPD)や睡眠時無呼吸症候群など、幅広い呼吸器疾患への対応を行い、呼吸に精通したスペシャリストを集めた「呼吸サポートチーム」が活動している。

 「内科系の特徴としては、内科医師一人一人がそれぞれの専門性を発揮しつつ、総合性を兼ね備えていることです。境界領域の疾患を診ることができるので、患者さんに非常に喜ばれています。専門的なことがそこまで必要でないなら診てあげるよという姿勢が強いですね。新専門医制度では総合診療科の基幹施設となりましたので、病院としても総合診療単独の病棟を設置し、総合診療を病院の中心に位置づけています。総合性に偏らず、専門性にも偏らないチームで診療しています。」

 腎臓内科は薬物療法を必要とする糖尿病の患者さんが約3200人、インスリンなどの注射薬を使用する患者さんが850人通院している。糖尿病診療では初期教育のための一泊教育入院を2005年から継続しており、毎週、糖尿病教室を開催している。糖尿病腎症についても定期的に腎臓病教室を行っている。また、血液浄化療法センターでは50台のコンソールで年間約30人の透析導入、血液透析130人、腹膜透析人の維持透析、各種の血液浄化療法を行っている。

 「糖尿病の管理患者数は長野県でトップです。糖尿病を専門にしていた医師が患者さんの血糖値を測り、その場でインスリンの量を調整する糖尿病外来を早々と当地で始めたことがきっかけで、糖尿病のメッカになりました。そこから動脈硬化性疾患、心筋梗塞などの心臓疾患の方も増えてきたんです。当院には困っている人を助けるというポリシーがありますから、断らない救急を続けてきました。それで救急の患者さんが集まるようになり、急性心筋梗塞や心肺停止の患者数がこのあたりでトップとなったことで、循環器科の強化が始まりました。研修医から育てあげた結果、心房細動のアブレーション治療などは全国でも有数の症例数を誇っています。動脈硬化の患者さんが多いことから、回復期リハビリテーション病棟も地域最大の規模があります。」



2.外科系

 外科では「総合的に連続して診療を行うこと」を大切にしている。現在は術前管理プロジェクトと通院加療・緩和ケアプロジェクトが進行中だ。
 一方、心臓血管外科はハイブリッド手術室により、大動脈瘤に対するステントグラフト手術にも力を入れている。2017年の総手術数は182例で、単独冠動脈バイパス術 が29例、そのうちオフポンプが 26例となっている。
 「がんについては、もちろん手術で治します。治しきれないものについては、緩和ケア病棟も持っているので、きちんと面倒を見てさしあげています。中途で来た医師が新しい技術を持ってきてくれるので、診られる範囲が広がっています。



3.小児科

 番場院長が小児科部長も兼任している。中耳炎、湿疹、アレルギー、てんかん、夜尿症、低身長など、風邪以外の疾患も幅広く診ているのが特徴である。小児科の専用待合室は床暖房を完備した全面プレイルームとなっており、「ハイハイのできる待合室」として親しまれている。チーム医療も充実している。専属の臨床心理士が発達相談員も兼ねており、不登校、心身症といったカウンセリングを担当している。また、小児を担当する理学療法士、作業療法士、言語療法士などのリハビリスタッフとも連携している。

 「専属の臨床心理士が発達相談員として常駐しているということと、小児のリハビリの専属スタッフが揃っているので、小児の発達障害、または発達障害とは言えなくても心配な方々のフォローが得意分野と言えますね。」


2019.01.01 掲載 ©LinkStaff

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