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質の高いバリアフリーのサービスを目指して
社会医療法人財団 董仙会 恵寿総合病院

病院の特色

1.消化器病センター

 「消化器外科と消化器内科が一緒にやっており、内視鏡検査を年間1万件くらい行っています。これは県内では1、2位を競い、内視鏡手術も金沢大学附属病院からも紹介されるほどの技術力と件数を誇っています。外科的には腹腔鏡手術、機器もカプセル内視鏡など、消化器内視鏡に関して最先端のフルラインアップ、そして指導医も揃っています。」

 

2.SU(脳神経センターとリハビリテーションセンター)

 「SUとして神経内科、脳神経外科とリハビリテーション科から成り立っています。リハビリテーション科にはアメリカに留学した専門医もおり、この3科が一体となっています。脳梗塞など外科手術なら脳神経外科、髄膜炎なら神経内科、脳卒中などなら両科で診るようにしています。回復期リハビリテーションは365日リハビリができる環境ですので、一貫した治療ができ、全国的にもアウトカムは良く、在宅に帰る率も大変高くなっています。」

 

3.ハートセンター

 「循環器内科と心臓血管外科が一緒になっています。消化器や脳に関しては、日本は世界でもトップクラスですが、心臓に関してはアメリカです。技術的なこと、医療機器や医療フローに関しては一日の長がありますので、全米トップ5に入るアーカンソー・ハート・ホスピタルと強力な連携を築いています。年4、5回アーカンソーからは指導医が来ますし、私どもからも必ず研修に行っています。医師だけでなく、看護師や放射線技師、事務職も研修に行っていますよ。当院に関心がある循環器医師から問い合わせが来たら、その段階で必ず1週間ほどアーカンソーに行ってもらい、当院とアーカンソーの価値観を共有したうえで入職していただいています。」
 運営自体も従来の日本のハートセンターとは異なり、アーカンソー流で運営しているという。

 「例えば、サテライトクリニックです。私どもの医師が地域の開業医の先生のもとに行き、そこの先生と一緒に診療します。地域の患者さんは近くのクリニックに行けば専門医に見てもらえますし、開業医の先生の苦手な分野であっても、専門医が来てくれますので、一緒に診察し、アドバイスできます。当院の専門医にとっても、初診から全て診るのではなく、クリニックの先生が怪しいと思った患者さんだけを診るので、的確な診療ができ、症例数も増えます。アーカンソーには技術的なことだけではなく、このようなサテライトクリニックの運営を学んでいます。この考え方がハートセンターだけでなく、ほかの診療科にも広がっていけばと思っています。」

 

4.けいじゅファミリークリニック

 「初期臨床研修医にとっては魅力的な家庭医を学べる場ですね。患者さんの話をよく聞いて、エビデンスに基づいてどういう鑑別診断か、こういうリスクファクターがあるからこんな検査をするといったプライマリケアから行いますので、高額な医療機器は使いません。したがって、経営的には厳しいですが、教育の場であるという思いで運営しています。そういった意味では採算を度外視した教育投資として位置付けています。」

2012.11.01掲載 (C)LinkStaff

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