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2012年春に新築移転を行う
新潟勤労者医療協会 下越病院

運営・経営方針

1.運営・経営方針

 下越病院は「患者さんや地域の方々とともに、行き届いた医療、福祉の実現」を行うことが最大の目的であるとの考えから、差額ベッド代を徴収していない。それでも経営的には赤字ではないという。

 「今回の新築移転で個室が増えますが、患者さんが希望して個室に入るということではなく、病状で判断し、治療や療養上で必要であれば個室を使用する方針です。あくまでも平等にと考えています。患者さんが支えている病院ですので、そういった考え方は患者さんの中にも浸透していますね。経営としては、赤字ではありませんが、手放しで喜ぶほどでもなく、なんとか遣り繰りを行っています。保険対応できない患者さんにも医療を行わないといけませんから、工夫しながら、理念を追求しています。」

 

2.健診事業

 下越病院では早くから健診事業に取り組んでいる。かつて旧新潟市内の病院に在籍した坪谷誠先生が地域住民が、健診を受けやすくする運動を行ってきた成果でもある。

 「早期発見、早期治療といった目的のほか、地域に対しての貢献という意味合いからも健診は重要です。新潟市は自治体レベルの健診でも他地域に比べ、膝の関節や腰椎のレントゲンといったプラスアルファの要素が取り入れられている先進的な市です。私どもとしては勤労者やその家族の健康を守ることを目指し、新病院になってからもますます充実させたい分野の一つです。」

 

3.今後の展開

 新病院は261床の予定ですが、個室を増やし、病床運用がしやすい形となります。私どもは診療所時代から地域社員という出資者の皆様と職員の力で作り上げられてきた病院です。今後も、地域の皆様や開業医の先生方からの期待に応えられる病院を目指していきたいです。

2011.11.1.掲載 (C)LinkStaff

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