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医療法人財団東京勤労者医療会東葛病院

病院の特色

 東葛病院は「安心・安全の医療」、「いつでも、どこでも、お金のあるなしで差別しない医療」を推進している。厳しい経営環境の中で最善の医療を実践するために、十分な医師や看護師を集め、患者さんが安心して治療が受けられるよう取り組んでいる。

 約16万人の流山市民を中心に、地域住民の健康と命を守る東葛病院は地域密着型の総合病院である。1カ月当たりの手術件数は約100件、内視鏡検査件数約500件、血管造影は40件から50件を数える。東葛病院の特徴の一つは急性期から慢性期、在宅医療まで幅広い医療ニーズに応えることであるが、サテライトクリニックと合わせると、311床の病床数と同じ程度の訪問診療を実践しており、在宅で療養したいという患者さんのニーズに応えている。

 東葛病院の診療圏は高齢者所帯が多い地域と開発によって新たに誕生した地域があり、高齢者医療とともに小児科医療にも高いニーズがある。そのため、小児科診療にも力を入れ、専門医4名と研修医、非常勤の小児科医で対応している。

 「開設当初から地域とともに成長してきた当院に対する住民の思いは強く、様々な形で支援を受けながら今日に至っています。」

 病院の特色として、初期診療から高度医療まで提供できる医療体制、小児医療から高齢者医療まで対応できる体制があり、無料定額診療を行っているほか、関連施設と協力して在宅医療や介護にも積極的に取り組む。
 内科、小児科をはじめ、多くの疾患は東葛病院で対応できるが、専門性の高い疾患については、産婦人科中心の医療機関や脳血管障害中心の医療機関などと連携を図り、よりよい医療を提供できるよう努めている。

 さらに、医師、薬剤師、臨床検査技師など、将来、医療に携わる学生の実習も受け入れ、未来を担う人材の育成にも力を入れている。

 「私が当院に着任した当時、剖検遺体は数体に過ぎなかったのですが、昨年は40体に増えました。これは解剖して正確な診断書をつくる文化が東葛病院にも定着してきたことを現しています。また、ご遺族から解剖を承諾していただくことが多くなった背景には、私たちの医療がご遺族に理解を得られたこともあるでしょう。神経難病など、治療の手段が少ない患者様に対しても在宅医療を積極的に推進してきた私たちの努力がご遺族に理解していただけた結果だと思っています。」

2011.3.1.掲載 (C)LinkStaff

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