医師の仕事・働き方・キャリアプランについて

整形外科医の年収は高い!需要が高まる仕事内容とは?

医師はその専門性の高さから、世間の平均よりも年収が高い傾向にあります。そんな医師の中でも高年収といわれているのが「整形外科医」です。また近年その需要は年々高まっています。ここではそんな整形外科医の仕事内容についてまとめてみました。

需要が高まる整形外科医の役割と内容!

需要が高まる整形外科医の役割と内容!

整形外科医の仕事内容は、腰痛や骨折治療がメインとなります。また交通事故や転倒などで運動機能に障害が残った場合は、そのリハビリテーション指導なども行います。
そんな整形外科医は、今後ますます需要が高まる診療科だといわれています。その背景にあるのが「高齢化」です。年を重ねるほど骨は弱くもろくなるため、少しの衝撃でも骨折につながるリスクがあるのです。また高齢者は一度骨折してしまうと、完治まで時間がかかります。よってリハビリフォローの充実や介護の必要性などが早急に求められているのです。
このように整形外科医の仕事は、単なるケガの治療だけでなく、その後の社会復帰のサポートまでを担っているといえるでしょう。

プロの転職エージェントに無料で相談する

どうすれば整形外科医になれる?

どうすれば整形外科医になれる?

整形外科医になるためには、他の診療科と同様に医学部に入学し国家試験に合格する必要があります。また研修医としての実践演習を終えて、はじめて「整形外科」の専門医となることができるのです。
整形外科医として働きたいのであれば、「医師免許の取得」「整形外科医としての配属」の2つが必須です。整形外科医の求人に応募し、採用されることで、ようやく専門医として患者に接することが可能となります。高齢化が著しい現代日本では、整形外科医の需要は高まっているため勤務先を見つけることはそれほど難しいことではないでしょう。

整形外科医の年収の推移とワークライフバランス

整形外科医の年収の推移とワークライフバランス

整形外科医の年収は、その需要の高まりと共に増加傾向にあります。特に50代以上のベテラン医師の年収は、同世代の他の診療科の医師と比較しても高水準といえるでしょう。整形外科医の求人には、2000万以上の年収を設定している病院も少なくありません。ただしこれは実績ベースでの年収となります。
大学病院などで多様な症例を扱った医師や最先端の研修を行ってきた医師など、特別なスキルを持つ整形外科医に対しては、これだけの年収を提示するケースがあるのです。よって整形外科医として年収アップを目指したいのであれば、まずは経験を積むことが重要となるでしょう。はじめは他の診療科と同様に1000万程度からのスタートになりますが、少しずつスキルを身に着けることで、将来的には大幅な年収アップが期待できるのです。
また整形外科医の魅力として、ワークライフバランスが実現しやすい点が挙げられます。骨折や腰痛は長期的な治療が必要とされます。よって救命や外科のように急患が運ばれてくるケースは少なく、自分のペースを保って働きやすい環境となっているのです。つまり働き方をセーブしてプライベートとのバランスを重視したい人にとっては、おすすめの診療科といえるでしょう。

整形外科の勤務医と開業医を比較!どっちがいい?

整形外科の勤務医と開業医を比較!どっちがいい?

医師の働き方としては大きく「勤務医」と「開業医」が挙げられます。
勤務医のメリットはライフステージに合わせて働き方を変えられる点です。結婚や子どもの進学などで引っ越しが必要になった場合にも、転職することで整形外科医として働き続けることが可能となります。一方デメリットは自由度が低い点です。勤務時間や年収などは病院によって異なるため、職場によっては過酷な労働を強いられるリスクもあります。
それに対して開業医のメリットは自分の裁量で働ける点です。診察時間やリハビリ方法などを自分の裁量で決定することができ、プライベートな時間も十分に確保することができるでしょう。一方デメリットは責任が伴う点です。もし何か問題が発生した場合は、全面に立って対処する監督責任が発生します。
それぞれメリットとデメリットがあるため、自分にあった働き方ができるのはどちらか考えることが大切となります。

整形外科についてよくある質問

整形外科専門医になるためには、日本では以下のプロセスを経る必要があります。
医科大学(6年間):まず、医科大学に進学し、基本的な医学知識を学びます。医科大学を卒業すると医師免許が授与されます。
初期臨床研修(2年間):新たに医師免許を取得した医師は、全ての医師が通過しなければならない2年間の初期臨床研修を受けます。これは、病院での実際の医療現場で働き、各科の基本的な診療スキルを習得する期間です。
整形外科専門研修(5年間):初期臨床研修を終えた後、整形外科専門医になるための研修を行います。この研修は5年間で、専門的なスキルと知識を習得します。
以上のプロセスを経ると、合計で医学部入学から13年間が必要となります。
その後も定期的な研修や学会への参加、継続教育などが求められ、さらに上級の認定医や専門医になるための追加の研修や試験が必要となることがあります。これらはさらに数年を要することもあります。

e-doctorで扱っている整形外科医の求人はこちらから閲覧できます→

整形外科医の年収は、彼らが働く場所、経験、専門性などの様々な要素によって大きく異なります。私立病院で働く医師、公立病院で働く医師、開業医といった職種によっても年収は大きく変わります。
2021年の時点での報告に基づくと、日本の整形外科医の平均年収は約1,000万円から1,500万円程度といわれています。しかし、開業医や一部の高給取りの医師を含めると、この範囲はさらに広がります。
年収に影響を及ぼす要素の一つに、医師がどの程度の手術を行っているかということがあります。手術は高度な専門性を必要とし、その技術や経験が高いほど収入も増える傾向にあります。

e-doctorで扱っている整形外科医の求人はこちらから閲覧できます→

整形外科医の労働時間は、その働き方(例えば全職かパートタイムか)、働く場所(都市部の大病院や地方の小規模な診療所)、専門領域(一般的な整形外科や脊椎専門など)、そして地域や国の医療制度により大きく異なりますが、平均労働時間は週47時間とされています。
全般的には、医師の労働時間は長いとされており、特に手術を頻繁に行う整形外科医の場合は、通常の診療時間の他に手術時間や緊急対応、患者のフォローアップ、研究、教育、管理業務などが含まれるため、更に長い時間が求められることが多いです。
また、労働時間の長さに対する認識や法的な規制も地域や国によって異なり、医師の労働時間を適正化するための取り組みが進められている地域もあります。

e-doctorで扱っている整形外科医の求人はこちらから閲覧できます→

2018.5.16 掲載
プロの転職エージェントに無料で相談する

まとめ

整形外科医として働くには、「医師免許の取得」「整形外科医としての配属」の2つが必須

年収は他の科と比較して高水準だが、実績ベースでの年収になるケースが多く、経験が求められる

急患が運ばれてくるケースは少なく、ワークライフバランスが実現しやすい

おすすめ求人

  • 矯正医官
  • A CLINIC GINZA