医師の仕事・働き方・キャリアプランについて

#21 どうする医師の転職?先輩の体験談に学ぼう

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転職は医師にとって人生の大きな決断になります。せっかく転職するのであれば、より良い環境に転職できるよう準備をすることが大切です。ここではそんな転職にお悩みのお医者様のための情報を、先輩医師の体験談と共に紹介していきます。

どうする医師の転職?先輩の体験談に学ぼう

転職のきっかけで多いのは?

医師の転職のきっかけで最も多いのが「ライフスタイルの変化」です。特に結婚・出産・子育てのタイミングで転職を意識する医師は少なくありません。
例えば総合病院に勤務する医師の場合は労働時間も長くなりがちです。子どもが生まれても育児の時間を十分に取れず、プライベートを犠牲にして働かなければならないケースもあります。そういった場合は家族との時間を確保するために転職することがあるようです。
また子どもの進学や配偶者の転勤に伴う転居も転職のきっかけとなります。これは今の職場環境に不満があるから転職するのではなく、勤務が難しくなるため転職せざるを得ないというケースとなります。
そしてもう1つきっかけとして多いのが「キャリアアップ」です。懇意にしている教授の転職についていくケース、事業を拡大する病院にヘッドハンティングされるケースなど、医師として次のステージに進むための転職となります。
もちろん直接的に年収がアップする転職もありますが、研究職などに従事する場合には、今よりも収入が落ちる可能性があります。けれども自分の目標や医師としての夢をかなえるための転職もこの「キャリアアップ」のための転職に含まれます。
いずれにしろ現状に何らかの変化があった場合や新しいことに挑戦したいと思ったときが転職のきっかけとなることが多いようです。

ステージごとに変わる!転職とキャリアの考え方

ここからは具体的な医師の転職体験談を紹介していきます。医師としてのキャリアによって転職の考え方は変わってきます。
まず20代から30代の転職で大切なことは「経験」です。まずは実際に患者と接し、経験を積むことが何より重視されます。よって専門科にこだわらず、広く知識が吸収できるような転職を目指すと良いでしょう。実際に地方に転職し地域医療を学んだあと、自分の得意分野を見つけ、そのキャリアを活かし大学病院などで先端医療に関わっている先輩医師もいます。
そして30代から40代では「マネジメント能力」が求められます。この年代は中堅として若手の教育にも尽力することが求められます。よって医師としての経験はもちろん、チーム医療を引っ張っていけるリーダーシップなどのマネジメント能力が重視されるのです。よって個人的な実績はもちろん、チームとしての成果などを転職面接などでアピールできると良いでしょう。
最後に50代以上の場合は「医師としてのあるべき姿」を意識して転職活動を行います。医師に定年はありませんが、今後どんな生き方をしたいのかを考えながら転職活動をしていきます。
例えば救命医療の最前線で患者を助けることにすべてを捧げてきたある先輩医師は、あえて労働時間の緩やかな介護施設への転職を希望しました。それによりプライベートな時間を確保することができ、患者一人一人とゆっくりと向き合うことができたといいます。このように医師としての集大成にふさわしい転職先を自分なりに見つけることが50代の転職を成功させるポイントとなります。

転職を飛躍のきっかけにしよう

せっかく転職を決意したのであれば、それを飛躍のきっかけにしてみましょう。特に20代から40代の医師の転職はキャリアアップ、年収アップが見込めます。
またプライベートを充実させたいのであれば、あえてスローダウンした働き方のできる転職先を見つけるのも1つの方法です。一度落ち着いて医師としての自分と向き合うことで、今後の目指すべきビジョンが見えてくるかもしれません。
そのうえで自分にとってより良い働き方のできる転職先を見つけることで、医師としての夢や目標を実現していきましょう。

2018.1.31 掲載
キャリアについて、プロに相談する

まとめ

職場環境への不満からの転職ではなく、生活の変化やキャリアアップなどの向上心から転職を選ぶ人も多い

20代から30代の転職では経験が重視されることが多いため、広い知識を取り入れよう

30代から40代では、チーム医療を引っ張っていけるリーダーシップなどマネジメント能力が活かしやすい