ドクター転職ショートストーリー

時代の変化に合わせた環境へ(下)

2021年2月1日 コンサルタントK

F先生は公共交通機関の移動で、希望の一つにご自宅から30分程度という希望があった為、「当日の看取りなし」や「強化型でない」といった老健以前に範囲内にある老健が限られていました。

すぐに提案できる老健がない旨をF先生に伝えたところ、F先生は現職の退職が既に決まっていましたが、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた春先であった事から、数ヶ月ゆっくりして間が空いてもいいのでもう少し探して欲しいとご要望頂きました。

F先生の通勤圏内の老健は全て当たりつくしたのですが、先生の希望に合った老健でかつ、現在医師を募集している老健は見つかりませんでした。

F先生に「通勤距離・看取り・強化型などのご希望のなかで優先順位をつけて、優先度の低いご希望条件を緩和して頂くしかないか・・・」と思っていた矢先に奇跡が起きました。

唯一可能性のあったF先生のご希望に近い老健から「決まりそうだった先生がダメになったので、以前ご提案頂いていた先生にもう一度あたって頂けませんか?」とのご連絡が入ったのでした。

早速F先生に連絡すると「是非面接お願いします」と次の日には面接が決まり、その日のうちの双方合意で入職が決まりました。

常勤での転職は先生のご希望やご経験も当然ですが、今回のF先生のように多少の運やタイミングも影響してきます。
ただ運やタイミングに極力左右されないように私たちコンサルタントが先生の希望の優先順位を整理し、医療機関と交渉・提案をしていく事で先生にとってベストな選択・転職をして頂けるよう心掛けています。

診療報酬と介護報酬は数年に1度改定されますが、日本は超高齢化社会に突入し、人口減少と人口ピラミッドの変化から診療報酬と介護報酬も今までになく大きく改定し、そのたびに医師にとって働く環境も大きく変化していきます。

ベテランの先生であればあるほど、給与や勤務体系・条件など昔と同じようにはいかない事も増えてきます。F先生は時代の変化を知り、その時代の環境に合わせた勤務先を一緒に見つけて行く事で満足いくご転職をサポートさせて頂く事が出来ました。

今後もF先生のご活躍をお祈りしております。

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