ドクター転職ショートストーリー

ライフワークバランスの向上を求めて(上)

2019年09月15日 コンサルタントK

N先生のご転職をお手伝いさせて頂くことになったのは、弊社からのご提案メールをご覧頂いたのがきっかけでした。

弊社では、ご登録頂いている先生方に対し、ご希望があれば最新の求人情報を定期的にメールでお送りしており、また、細かなご要望をお伺いしている先生には個別でメールや電話で具体的な求人のご提案をさせて頂くこともございます。

今回は、個別提案のケースでN先生のご経歴を拝見しながら、医療機関の求める勤務内容と合致する部分が多く、何よりもご自宅からの利便性が大変良かったので、喜んで頂けるのではないかと思いご提案させて頂きました。

すると、N先生からメールでご返信があり、ご関心を寄せて頂いたとのことでした。
それから改めてN先生の近況をお伺いさせて頂くと、現職は大変遠方で電車の乗り継ぎなどを合わすと片道3時間程度かかっており、このような生活を十数年続けておられるとのことでした。
ただ、そろそろこのような長時間通勤も限界の為、自宅から利便性の良い医療機関があれば良いと思っていたところだったと、弊社からのタイミングの良いご提案に驚かれながらも喜んで頂くことができました。

次に私は、求人のご提案をさせて頂く前に素朴な疑問として、「なぜもっと早くに転職をご検討されなかったのか」をお聞きしました。
すると、現職の病院はN先生のご友人のお父様が院長をされ、勤務時間や待遇などにおいて様々便宜を図って頂いており、遠方ではあるものの条件面は決して悪くない為、通勤時間においては目をつぶる様にし現在まで継続されてきたとのことでした。
確かに条件面をお聞きすると、勤務日数の調整、時短勤務、最寄駅からの送迎、定期昇給や退職金制度など公立病院の様な手厚さで、何よりも高額年俸には本当に驚きました。
正直、紹介業をしている者からしましても破格の内容で、率直にこの条件に敵う求人はなかなか見当たらないだろうと感じておりました。

そして、N先生には一般的な求人の条件面及びご年俸の相場についてもお伝えし、現職以上のご提案はおそらく難しいであろうこともありのままお話させて頂き、その上でご希望に近い求人を探させて頂くことになりました。

次へ続く

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