ドクター転職ショートストーリー

麻酔科医として地元へ貢献(上)

2019年04月15日 コンサルタントK

H先生から転職の相談を頂いたのは、季節が夏から秋に変わる頃、年間で一番多くの相談を頂く、ある日の午後でした。

H先生の考えとしては、自身の生まれ育った地域に恩返しをすべく、麻酔科医として地元へ貢献したいとのことでした。また、できることなら新年度を新たな医療機関で迎えたい為、年内には方向性を決めたいとのことでした。
しかし、当時のH先生は、麻酔科医としての診療だけではなく科をまとめる責任ある立場にあり、ご自身の考えだけで転職を行える状況ではありませんでした。

H先生自身も、立場上ある程度の慰留は想定しており、後任の招聘も含め年内には意思表示をしないと迷惑をかけることになるとのことで、お問合せ頂いた瞬間から最優先で対応させて頂くことになりました。
そして、当日中に様々な希望条件に合致した求人を6件ご提案させて頂き、その内2件にて面接設定をさせて頂きました。
どちらの医療機関からも、H先生の経験・スキルにおいては申し分なく、絶賛オファーではございましたが、麻酔科の体制や勤務内容をはじめ利便性なども含め総合的に判断した上で、結果的に2病院に絞ることになりました。

後日、2ヶ所の面接に伺い、どちらからもオファーを頂くことができたのですが、一方の医療機関
においては院長先生とH先生が同じ町の出身であり、なんと通われた高校も同じとのことで、世代を超えたまさかの出会いに両者とも大変驚かれておりました。
年齢は離れておりますが、お互いに先輩後輩になるということがわかってからは、昔を懐かしむ話が中心となり、町の移り変わりや共通の知人についてなど当に世間話に花が咲いておりました。

院長先生からは、地元を盛り上げる為に、ぜひ力をかして欲しいとのお誘いを頂き、H先生も院長先生の気持ちに応える様にその場で入職の意向を示されました。
条件面においてもH先生の希望に合致しており、ここまでは全てが順調に進みました。

想定外の強い慰留があるまでは・・・。

次へ続く

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