ドクター転職ショートストーリー

全ては患者さんのために(上)

2018年02月15日 コンサルタントY

今回、ご紹介する50代の整形外科ドクターは常に患者さんの目線で医療を考える、模範となるべきドクターのお話しです。

そのドクターとの出会いは、当社へ直接お電話をいただく形でした。どんな巡り合わせか、電話を受けたのが私でした。「この度、現職の医療機関の方針変更により退職することになりました。また新天地の職探しにご協力いただけませんでしょうか?」丁寧な言葉遣いの奥にどこか人懐っこい印象を受けました。早速、後日お会いすることになり電話を終えました。

4日後の金曜の夜、某ホテルのロビーで待ち合わせをしましたが、そのドクターは15分も早く来ていただき、すぐにお話をすることになりました。一通り希望の条件をお聞きする中で、給与面や勤務日数よりも優先されたい意外な条件がありました。それは【病室が広い病院。かつ廊下やトイレが広い病院】という内容でした。その時は、個人的なこだわりがあるドクターなのかな?という程度に私は聞き入れました。後にこの希望条件が決定に大きく影響することになるとは予想もしませんでした。

早速、翌日から求人探しに奔走しました。整形外科の需要は50代とはいえ大変、多数ありました。立て続けに募集中の病院を3件、見つけてその日のうちに提案しました。「とりあえず、数多くの話を聞きたいので全て面接に望みます。」とのドクターの返答に、あまり精査せず雰囲気や印象で決めるタイプのドクターかなと思っていました。

翌週の1週間で過密スケジュールを組み、3件の病院面接をこなすことができました。結果は全てNG。。理由は明確でした。「病室が狭い。廊下が狭い。トイレの使い勝手が悪い。」初面談でお聞きした、私がなんとなく聞きとめていた程度だった希望条件でした。

私は今までお聞きしていなかったその希望の真意を単刀直入にお聞きしたところ、意外な理由がわかったのです。

次へ続く

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