ドクター転職ショートストーリー

2年越しの転職(下)

2015年09月01日 コンサルタントH

ただ、そうは言っても案件探しは簡単には進みませんでした。

そんな中、とある医療機関から院長を探して欲しいという連絡をいただきました。

場所は都内でも城南地区でA先生のご自宅からもアクセスがいいところです。

また、A先生の出身大学からも非常に近い立地でここであれば興味を持っていただけるのでは?と感じる部分があったので早速クリニックとアポイントをとり、求人内容の詳細を確認することにしました。

そこでクリニックの名前をお聞きした時に聞いたことのあるクリニック名だなと思いました。それもそのはずで、以前に私が転職をお手伝いしたことのある先生の実兄が運営されているクリニックだったからです。

どのような求人かと様々な状況を想像しながらクリニックを訪問し内容を確認すると、院長先生が退任をされて、医療機関がクリニックをM&Aしたので、院長として勤務できる管理医師を探して欲しいという内容でした。

ともかく、求人の内容を確認しなければいけない。そこで勤務内容や条件などをヒアリングしていく中で思いがけないお話を頂くことになりました。

というのは、内科のクリニックではあるが代替医療を取り入れていきたい。という内容でした。これはまさしくA先生にも興味を持っていただけるのでは・・・と思い早速A先生の件を担当者に相談させていただきました。

相談した結果、A先生の希望されている年俸は何とかするので会わせて欲しい。うれしい言葉を頂いたので早速A先生に案件をご相談させていただきました。

想像したとおり、A先生はすぐに興味を持っていただき、早速面接に進まれることになりました。

面接自体は順調に進んだのですが、ここでまたもや不思議なご縁を感じる出来事に遭遇することになります。というのは、A先生の代替医療の師匠筋に当たられる日本でも有数の著名な先生がこの医療法人を設立されていたのです。

すでに経営には携われていなかったものの、元々ご縁のある先生の設立された法人で勤務されるということもあり、話もスムーズにまとまりました。

A先生が大学に研究に行かれる曜日も考慮頂き、年棒に関しても役職手当込みで週4日1700万円という破格の条件をご提示頂きました。

条件が整い、A先生も勤務されているクリニックに今年の契約の更新はされないことを話され、引止めはあったようですが円満に退職される運びになりました。

今は就任に向けて法人と詳細を打ち合わせされている最中です。

昨日A先生と面談した際にも、自身で非常にやりがいを感じられているため、今後の展開が非常に楽しみだと顔を紅潮されて話していただいたのが凄く印象に残っています。

A先生に最初にお会いしてから2年、本当に不思議なご縁を今回の転職のお手伝いには感じさせられるものが多くありました。

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