ドクター転職ショートストーリー

15年のブランクを克服(下)

2005年10月01日 コンサルタントH

ある日、「某健診センターでドクターを募集しているよ」と情報を受けた。そこはK先生の家から電車で25分。早速話を聞きに伺ってみると、2診制をとっているとのこと。唯一の条件は「接遇の出来るドクター」。ここは某企業の検診センターのため、患者は接客業の社員が多く、ドクターであっても接遇マナーを厳しくチェックされるのだそうだ。私は自信を持ってK先生を面接にお連れした。
  面接当日、案内された応接室には理事長・所長・部長に常任理事の4人が勢揃いでかなり緊張気味な先生だったが、今までの経験と就職希望の意志をゆっくりとご自身の言葉で説明した。先方もかなり寛容な対応を示して頂き、丁寧な説明で先生の不安を払拭するよう努めている様子が良くわかった。

同席していた私の目にも先生・医療機関双方にとって良い面接であったと感じられ、また院内見学も隅々までさせてもらい、先生の中に「これから働く場」としての実感が静かに高まっているようにも見えた。
  翌日、思ったとおりの採用報告を受けた。年俸は、「慣れる間は無給で」なんて謙虚なことを仰っていた程なので1200万円の金額に更に喜んで頂けた。
女医さんならではの問題を解決でき、何よりも先生のあのふんわりして輝くような笑顔をもう一度見れたことに喜びを感じた。

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