ドクター転職ショートストーリー

新たな旅立ち・・・・・

2003年12月01日 コンサルタントS

 地方国立大学卒・40代前半の心臓血管外科医は、オペ、外来、病棟と多忙な日々を過ごしていた。年収は1,200万円弱、当直を月に10回ほど行っていた。都内にある私立大の医局に属し、勤務先は大学病院。多忙な業務の中にもやりがい、満足感はあった。オペの症例も同年代の医師と比べても格段に多い。医局の人数自体が少なかったせいもあったが、それなりに満足はしていた。しかし、そんな時悲劇が襲った。もともとそんなに丈夫な方ではないということだが、腰を痛めてしまったのだ。大学病院の多忙な勤務にプラスして、心臓血管外科のオペは時には10数時間に及ぶ場合もある。そんな長時間の立ち仕事のオペに自身の腰が絶えられなくなってしまったのだ。
 そこで、都内近郊の中核病院を紹介する。この病院には循環器の患者がたくさん訪れてくるにもかかわらず、循環器専門のDrがいなかった為、循環器を診られるDrを探していた。内科医としての勤務という形で病院側も異存は無く、先生の人柄も高く評価され、年収は600万円アップという好条件の提示を受けた。先生も即決断し、入職に進展した。
体の負傷というマイナス要素を抱えながらも、実力を生かせる職場を見つけ、マッチングさせることができたことは、私どもにとっても喜ばしいことである。

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