ドクター転職ショートストーリー

地元へのUターン転職

2003年07月16日 コンサルタントY

大学病院に属し責任ある立場に立つ医師にも転職の機会は訪れます。30歳代後半の内科医、現在の年収は1500万円、肝臓を専門とし移植までを含む専門性の高い医療に取組んでいる。将来は、親御さんの面倒を見る必要があることや、近々第一子が誕生することを考え実家(某地方都市)近くの病院への転職を考えている。
 幸い医師の実家から車で30分程度の所に、中規模ながら地元で高い評価を受けている病院があった。面接前までは現在の専門分野の追及に未練を残していた様子だったが、病院側の医療に対する姿勢に共感し、設備面でもこれまでの専門性を生かすことで予防を含めた幅広いプライマリー医療を実践できる感触を掴んだ様子。病院側の評価は、能力・人物共に二重丸。転職の動機には含まれていなかった年収についても、「今と同程度ならいいのだけれど・・・」を大きく上回る1900万円の提示を受ける事ができた。
 医師にとっても「地元へ帰ること」は転職の大きなきっかけ。今回の様な双方が満たされる医療機関・医師を今後も紹介していきたいと思う。

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