中川 泰一 院長
- 1988年
- 関西医科大学卒業
- 1995年
- 関西医科大学大学院博士課程修了
- 1995年
- 関西医科大学附属病院勤務
- 2006年
- ときわ病院院長就任
- 2016年
- 現職
いい加減コロナも飽きて来たが、最近ちょっと有名な名誉教授とお話しする機会があってコロナの話題で盛り上がったのでもう少しお付き合い願いたい。本当は腸内フローラに関しての話だったのだが、免疫系から必然とコロナの話になってしまったのだ。フローラに関しては非常に面白い話になったが、これはまた別の機会に。
新型コロナCOVID-19に対しても、私と同じようなお考えだったので盛り上がったのだが、感心させられた事に、毎朝Natureなど論文10本読むのを日課にされてるらしい。幾ら、COVID-19の流行以来ネットの閲覧が無料になっているとはいえ、幾ら退官して時間がある(失礼!)とは言え、やはり大したもんだ。ご専門は感染症なんかでは無いが、変な専門家のように考えが固まっていなくて、俯瞰的に見られているし、豊富な科学的根拠の裏付けがあるから説得力がある。
で、どんな主張かと言うと、私と同じ意見という事で、ご察しはつくだろうと思うが、一言で言うと「騒ぎすぎ」だ。マスコミや一部の政治家が煽るから、実態以上に恐怖が蔓延してしまって居ると言う事だ。
しかもこの大先生、何とコロナなんか怖く無いみたいな御本まで出版されていた。「一般の方にも判るように易しく書きました。」とおっしゃっていたが、ちょっとは知識があるはずのうちの秘書が「解る?」と尋ねられて「は~まあ何とか・・・うふふ」と答えていた。「うふふ」はごまかしに決まってるからね!
しかし、このコラムを読んで頂いてる先生方は問題ないと思いますよ。
詳しくは前回までに色々書いたので、ざっくり言うと、
最後に本の宣伝。著者の先生からも言われたが、私も日頃から患者さんやお知り合いに新型コロナについて色々尋ねられている諸兄にぜひ読んでいただきたいと思うので。
今回の本の題名は「本当はこわくない新型コロナウイルス」。Amazonで是非探してみてくださいね。
(2月号に続く)
2021.1.10 掲載 © LinkStaff