
64歳の眼科医、転職活動の想定外の結末とは?
第三十一話
医師としての志し(前)
64歳の眼科医からのエントリー

私とその医師との出会いは、当社サイトからのエントリーからでした。64歳の眼科医。初期研修から同じ公立病院1本で勤務してこられていました。この度、定年退職を迎えるための転職希望でした。その時はどのエリアで条件はどのような内容か全くわかりませんでしたが私の中では、クリニックの眼科医として希望されているんではないかと思っていました。
一 眼科以外にもチャレンジしたい!

お電話でお話できることになり、話を聞いてみると眼科以外に自由診療や介護老人保健施設勤務を可能とのことでした。希望動機を聞いてみると、研修医以降ずっと眼科専門でやってこられたので新しいことにチャレンジもしてみたいとのことでした。その他、医師免許で勤務できる未経験OKという内容でした。
二 面接に伺うも医師の反応は微妙で…

あくまでも医師の希望だったので優先して自由診療と介護老人保健施設の求人を通勤圏内で1件ずつご紹介しました。それぞれの面接に医師と一緒にお伺いし先方からは、先生さえ良ければ来て頂きたいという返答をいただき希望条件も近いものがあったのでその医師にお伺いをしました。しかし反応は微妙なもので決定まで至ることはできませんでした。なかなか本音をお聞きできない方だったので数多くの求人を提案して関心を持ってもらうしかないと考え、通勤できるギリギリの範囲でご提案し続けましたが良い反応はいただけませんでした。
三 このあと想定外の急展開に!

そもそもこれまでの勤務で、かなりの収入を取り、蓄えも生活できる分くらいは十二分にあるとお聞きしていたので無理をして急いで勤務先を選ぶ必要はないと思っていらっしゃるようでした。この後、この医師の勤務先が急遽、決定する事になるのですが、行き先は全く想像できないお仕事になるとは、全く予想もしていませんでした。