「医師として」メインタイトル
前回のあらすじ
北陸で3代続く病院からの転職希望。
スムーズに決まりかけた関東の医療法人との案件。
還暦前の医師の転職活動とは。
 

第十四話
還暦からの出発(後)

 五 病院での仕事がしたい!
病院での仕事がしたい!
B先生からの電話内容は、「今回ご紹介してもらった診療所はスタッフの方のお人柄も良く有能な方が多いのでやりがいがあるとは思う。家内と相談したが、自分がやりたい仕事とは少し違うような気がする。やはり病院で仕事がしたい。」というものでした。
 六 上京される際にご面談のお約束
上京される際にご面談のお約束
7月の終わりにB先生が学会の用事で上京される機会があり、その際に再度ご面談の機会を頂くことになりました。
B先生のお話では、ご実家の病院で管理職として、コメディカルスタッフの指導・育成をしてきたことや、病院経営で培ったビジネス感覚をもっと活かしたいとのことでした。
 七 新規開院予定の病院をご紹介
新規開院予定の病院をご紹介
そこで私は、首都圏郊外に秋頃新規開院予定の199床の病院(回復期リハ病棟 49床、地域包括ケア病棟50床、医療療養病床100床)の病院をご案内しました。
8月に夏季休暇をとっておられたB先生に病院見学、院長面談、看護師長、事務長などスタッフとの面談の機会を設けていただきました。
 八 病院経営の理念を持つ医師を病院側も熱望
第二の人生の始まり
院長先生とのお話もはずみ、スタッフの方々もモチベーションも高く、何よりなことには、新規開院ということもありB先生のような病院経営の理念をお持ちの医師を病院側も熱望されていたこともあり、このお話も順調に進みました。
私が一番危惧しておりましたお給料の件も、前回の在宅診療所のご提示額を600万円近く下回る、年俸1700万円でしたが、この病院でのお仕事はB先生にとってお金には変えられない魅力的なものだったようです。
前回の失敗を反省しつつ諸条件のすり合わせを行い慎重に入職書類を作成しました。
入職が同年10月で決定し、偶々、8月末に北陸で出張の機会があり、先生のご自宅の近所の郊外のレストランで医師雇用契約書にご記名・押印をいただきました。
 九 第二の人生の始まり
第二の人生の始まり
還暦とは干支がひと回りして戻ってきた歳のことを言いますが、生まれた時に戻ってくるということで第二の人生の始まりとされております。 B先生の新天地での第二の医師人生が幸多きことであることを祈念しながら、車好だと言われていた先生の赤い愛車を見送りました。
 
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