「医師として」メインタイトル
医師は引退のない職業。ゆえに現役にこだわる医師が多い。
今回は、療養型病院で勤務されていた医師が、一度は離れた
『地域のかかりつけ医』に再挑戦した際の実話。
 

第3話
現役医師だからこそ、かつての道へ
(前編)

 一 63歳、かかりつけ医希望
面談
今回ご紹介させて頂くDr.は、e-doctorに新たにご登録された先生です。
当時63歳で療養型病院に内科医として週4.5日、病棟管理の業務にてご勤務をされておりました。

きっかけは先生からe-doctor求人案件についてのお問合せからでありました。
求人の概略は週4日、1,500万円、クリニック勤務。
早速、先生に連絡を取り、案件のご紹介、先生のご希望条件の詳細を伺う為のご面談をさせて頂く事になりました。
 二 かつての思い
面談
ご面談日、先生は颯爽と現れ、年齢を全く感じさせませんでした。
先生の現在・過去の職務経歴について伺った結果、今回お問合せ頂いた案件についての理由も理解が出来ました。数年前にも同様なクリニックにて勤務のご経験があったのです。地域密着型の外来診療及び訪問診療で、対象患者は高齢者がメインとなるクリニックです。先生のご希望は、もう一度、地域の『かかりつけ医』としての仕事に従事したいとのことでした。先生は2年前、利き手を痛め、紙カルテの記入にも支障をきたし、やむなく電子カルテのある現在の病院へ病棟管理の業務をメインとしたご転職をされました。
電子カルテへの入力作業であれば、問題もさほど無く行えるので、転職先を選ぶ理由の一つとして、電子カルテを導入していることが必須となりました。

利き手はある程度回復はされましたが、物書きについては時間がかかり、紙カルテの医療機関では業務に支障をきたすとのことで、転職条件として電子カルテを導入している医療機関限定となりました。
しかしながら今回のお問合せ案件については現在紙カルテ使用で、電子化移行の計画も今のところ無いとのことで、対象から外れることになってしまいました。

60歳以上で直近の職歴がクリニック勤務からの療養型病院。一見すれば、ゆったりとした勤務を望まれるDRと思われがちである。
この先生は医療機関に履歴書だけで判断される訳にはいかない。
先生がかつて経験された『かかりつけ医』への思いを、もう一度実現する為、医療機関を探す私の手に力が入りました。
 
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