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安全安心、患者さま本位、
地域に開かれた医療を推進します。

基本理念&方針

 「安全、安心、患者中心」が基本的理念です。
さらに新病院のコンセプトとして強く打ち出しているのが、京都の西北部で急性期医療と在宅支援を支える急性期病院であるということ。また地域のヘルスプロモーションの拠点になること。その双方を支える人づくりですので、それらを基本骨格としています。
当院は2017年にWHOの提唱するヘルスプロモ―ティングホスピタルに加盟いたしました。現在はその理念を病院方針の中心に据えて活動しています。

新病院について

 2019年11月1日に右京区南太秦に移転する予定になっています。
病床数は全く一緒ですが、現病院の本館部分は医療法上の旧基準で4.3㎡で狭く療養環境は良くありません。新病院では8㎡まで拡げますのでゆったりとした環境を提供できると思います。個室もかなり増やしましたので、全体の面積は現在よりもかなり大きくなります。

 外来医療は、これまでは法人内の近接診療所で行ってきましたが、移転後は、内科などの主要科は一般外来を設けず、紹介・逆紹介による地域連携中心の診療に変えて行く予定です。

 透析医療は現在よりもかなり拡大します。今は透析患者さんの高齢化と要介護の方が増えてきていますので通院透析が厳しくなってきていますが、いろいろな方法を考え、要望に応えつつなんとか拡大して行こうと思っています。

 救急医療は色々な意味で病院運営にとって重要になってきます。
設備的には3台同時の救急搬入に応需できるように拡充し、地域の救急医療の拠点となるようにして行きます。断らない救急をさらに押しすすめて、高齢者や社会的に困難な方の受け入れも十分に行ってゆきたいと考えます。実際に、なんでも受け入れてくれる病院としてかかりつけ医の先生方からは喜ばれております。先生方の身内の方が在宅医療を受けておられる場合に、急性期医療が必要な時に当院を選んで頂いていることは誇りに思っています。
全人的医療の考えが徐々に浸透して来ている成果かと思いますし、これからの急性期病院の在り方として重要と考えます。

今後の展望

 非常に厳しいと思っていた2018年の改定が、幸い実質プラスになった中で経営的には少し安定してきています。
ただ2020年の改定でどう変わるかによって左右されますが、あまりにも経営中心で、収益が上がるという方にシフトし、収益の上がらない部分を切り捨てるということでなく、地域の方を丸ごと診ながらその中でも経営的に成り立つような工夫をしていきたいと考えています。

 一定範囲の急性期の手術治療等でも、高齢者の自宅に帰ることを見据え、治療や生活の場を提供できるような急性期医療を目指していきたいです。
生活支援、貧困問題といったことも急性期病院で治療が終わった時に、生活まで準備してあげられるような繋がり作りを積極的にやっていきたいと考えています。

 医師会の先生方や介護事業所、さらには地域の保健行政に関わる方々としっかりと繋がりをもって、何かあれば新病院を使ってもらいながら、地域を良くして行けるような病院になりたいと考えています。

2018.11.01 掲載 ©LinkStaff

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