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兵庫県立リハビリテーション中央病院

病院の特色


【病院の今】


■病院の特色・強みをお聞かせください。

当院では、名誉院長の澤村先生の時代から切断・義肢・装具の研究・治療に積極的に取り組んできました。
そして、センターの中の研究所と協力して、世界初のコンピューター制御義足を開発した実績があります。現在は、電動義手分野でも世界有数の拠点として日本をリードしています。このような基盤をもとに平成23年にロボットリハセンターを造り、ロボットを活用したリハを、切断、脊髄損傷、脳卒中、神経難病などの患者のリハに活かしています。
回復期病棟は95%以上が脳卒中の患者であり、嚥下障害、高次脳機能障害や心理・精神的障害を伴った難治性患者にも、精神科や神経内科とともにリハを行っている。また神経難病ではパーキンソン病を中心に音楽療法や短期集中治療法など新しい取り組みも行っています。
整形外科領域では、兵庫県下でも人工関節手術が多い(2013年で302件)病院であり、運動器疾患の治療に積極的に取り組んでいます。また小児分野では睡眠障害の診断・治療が可能な施設として全国的にもまれな病院で、全国各地から患者さんが受診されます。



■どのような症例が多いのでしょうか。

脳卒中患者と人工関節患者が多いです。人工関節の手術患者も高齢患者の増加により合併症を有する患者が増えていますね。



■医師を募集中の診療科の特徴をお聞かせください。

循環器内科では現在、非常勤医師が入院患者を対象に診療をしています。内科系のみならず手術治療を要する患者でも、高血圧などの動脈硬化系疾患を有する患者さんが多く、ぜひ常勤の専門医が欲しいところです。また高齢者は呼吸器疾患も併発することが多いので、嚥下障害への取り組みや脊髄損傷患者さんへの対応など呼吸器常勤医が活躍される場面は多いです。リハビリテーション科医師は従来4名おられましたが、研修の都合や資格を取られてから辞められるなどして、現在1名のみです。リハ病院ですので、ぜひ充実させていきたいと考えています。

2014.11.01 掲載 (C)LinkStaff

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