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愛され、信頼される病院に
医療法人社団 鴨居病院

プロフィール

医療法人社団 鴨居病院

医療法人社団 鴨居病院

 神奈川県横浜市緑区鴨居は鶴見川を挟んで都筑区と向かい合っているエリアである。以前から宅地開発が活発に行われており、JR横浜線の鴨居駅周辺には大型マンションが林立している。また、丘陵地には神奈川県住宅供給公社の竹山団地やUR都市機構の西菅田団地などの大規模団地があり、多くの人口を有している。鴨居駅は快速停車駅でもあり、駅周辺は商店街が広がる。2007年には神奈川県内で最大規模の商業施設であるららぽーと横浜がオープンし、さらなる発展が期待されている街である。
鴨居病院はJR鴨居駅から徒歩10分ほどの場所に位置する。
1973年鴨居5丁目に開設された22床の病院であるが、1982年に4丁目に新築87床へ増床移転を行い、2006年には、現在の5丁目に再度新築移転を行った。
現在は一般病床54床、療養病床96床の計150床を有する。
一般内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、小児科、皮膚科、外科、脳神経外科、形成外科、整形外科、リウマチ科、リハビリテーション科を標榜し、地域医療に積極的に取り組んでいる。
今回は、鴨居病院の荒井ゆかり理事長にお話を伺った。


医療法人社団 鴨居病院

荒井ゆかり 理事長プロフィール

1963年に神奈川県横浜市に生まれる。
帝京大学を卒業し、東邦大学大森病院第二内科に勤務する。
退職後、1999年に鴨居病院副院長に就任。
2005年に鴨居病院理事長兼院長に就任となる。

病院の沿革

 鴨居病院の歴史は、1969年東京都足立区に開院された菊池医院に遡る。菊池院長は荒井ゆかり現院長のお父様である。菊池医院は1973年横浜市緑区鴨居に設立された鴨居病院として生まれ変わった。1995年には医療法人化する。鴨居病院は順調に発展していったが、診療報酬の抑制や急性期医療の高度化などの病院運営をめぐる環境変化への対応を迫られることになった。そこで、菊池前理事長が構想したのが病院の新築移転である。鴨居4丁目から程近い鴨居5丁目に土地を確保し、移転計画が進められたが、移転を翌年に控えた2005年に菊池前理事長が急逝する。

 「前理事長の急逝を受け、私が理事長に就任しました。そして、2006年に4月3日に新しい病院の開院の日を迎えました。」

 新病院は旧病院の約3.5倍となる6195平米の延べ床面積を有する。廊下幅も2.8平米と広く、病室は全室で1床あたり8平米以上という、ゆとりある空間となっている。

 「国の設置基準を大きくクリアした環境です。患者さんにも好評をいただいていますが、職員から『働きやすくなった』、『仕事をしやすくなった』と言われています。」

 また、駐車場の十分な確保、待合室の充実のほか、車椅子の方など、身体の不自由な方も安心して行くことができる屋上庭園も設置した。

 「病床数も150床と大きく増床し、それまでの診療科に加えて、皮膚科、脳神経外科、形成外科、リウマチ科、リハビリテーション科の標榜も開始しました。そして、地域密着という姿勢を貫くために、地域から需要されている療養病床を始めました。150床の病床数のうち、一般病床が54床、療養病床が96床のケアミックスの病院として生まれ変わったんです。」

 医療機器に関しては、MRIなどの新規医療機器を導入したほか、リハビリテーション科の標榜開始に伴って、機能訓練室を整備した。この機能訓練室のスペースは100平米以上あり、常勤医師も在籍しているため、リハビリテーション(Ⅰ)の施設基準を満たすことができた。

 一方で、介護機器も充実させ、車椅子でも、ストレッチャーでも対応できる特殊機械浴槽を設置した。

 「新たな外来として、禁煙外来も始めました。施設内のみならず、敷地内も禁煙に踏み切ったんですよ。」

 鴨居病院は菊池前理事長の生前からの理念や基本方針である「患者様を温かく支え、ともに医療に励み、一日も早く社会復帰できるよう心掛け、愛され信頼される病院」を目指して、「個人の尊厳を尊重し、患者様と共に考える医療」に取り組んでいる。

 「これからも環境の良さを活かし、施設と機能の充実を図り、細やかなサービスの提供を行います。そして、患者さんやご家族の満足度を向上させられるように努力していきます。」

2014.09.01 掲載 (C)LinkStaff

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