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患者さんから信頼され、温かい人間性に裏打ちされた夢と希望を提供する医療の実践
高知県・高知市病院企業団立高知医療センター

運営・経営方針

1. 運営・経営方針

 運営方針として、武田病院長は「高知医療センターの急性期病院としての性格は、高知県としてずっと守っていかなければいけません。高度急性期病院という話もありますので、それに向かって、設備・機能などを充実させていかなければならないと思っています。」と話す。

 経営的には、2010年度末でPFIを解消し、3年前までは赤字だったが、PFIを止めた後、2011年度からは黒字になっている。

 「2年前が9,000万、昨年度も1億3,000万の黒字です。PFIを止めたこともありますが、2010年度、2012年度の診療報酬の改定が非常に大きいですね。急性期病院に有利な診療報酬になり、その恩恵を受けたというところでしょう。それからDPCですね。当院はDPCのII群病院ですが、機能評価係数で6位になっています。経営的にはDPC的な考え方で運営していかなくてはいけません。在院日数を短縮し、新規の患者さんを増やしていきます。昨年からDPC的な機能係数を院内の運営会議で出して、医師にも知らせています。我々としてどのような行動をしていけば良いのかということに、取り組んできた成果が出てきているようです。今後はDPCをいかに利用できるか、データを利用できるかというのが問題ですね。」  


2. 今後の展開

 「他の医療機関との地域連携が重要になります。患者さんを紹介していただき、当院で急性期医療を行い、地域に帰すことを積極的に行っていきます。今後は顔の見える関係を重視していきます。地域医療連携室と話し合って取り組んでいきたいですね。
 当院では登録医を対象に、「くじらネット」というWeb型電子カルテ閲覧サービスを導入しています。登録医が勤務する医療施設のコンピューターで当院に紹介入院した患者さんのカルテを全て見ることができるシステムです。このシステムで、患者さんを当院に紹介した後、当院でどんな治療がなされて、どういう状態で自分のところに帰ってくるのかわかります。各医師会にも紹介し、現在100名以上の登録がありますが、今後は薬剤師、調剤薬局、分娩施設などに拡大することを検討中です。」

風景


2013.08.01掲載 (C)LinkStaff

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