ドクター転職ショートストーリー

病院臨床に拘った内科医(上)

2019年03月15日 コンサルタントH

先生から転職に関してご連絡を頂いたのがかなり寒くなってきた11月半ばの事でした。

先生の希望を記載された資料を拝見すると茨城県が第一希望、第二希望が千葉県、一般内科で療養型の外来がある勤務を希望とあり、年俸も高額でなかったのでそれほど難しく案件だなと思いました。

ただお名前と年齢が載っている項目を見てびっくり、年齢が81歳でした。この年齢になると老健を希望される先生が多いですが、先生は病院での勤務を希望とございました。

まず、面談してみないとわからない部分もありましたので連絡を入れようと思い、電話の方が良いのかと思いましたが、Web経由で問い合わせが入っていましたのでメールで連絡を入れると早々に返信を頂きました。81歳ですが「病院勤務も難しくないかも?」と言ったイメージを持ちながら面談の機会を頂ける事になりました。

お名前をネット検索しても顔写真などは出てこなかったので81歳、病院の臨床勤務希望でどんな感じの先生が来るのか楽しみに待ち合わせ場所で待っていた所、正装、おしゃれなハットをかぶってお越し頂きました。別に杖を突くわけでもなく、歩行はしっかりしており病院勤務は十分できる様子は伺えました。

そして喫茶店に入り、今回の転職理由や勤務内容、諸条件について詳細をお伺いさせて頂きました。このような場では候補となる病院の求人票などを持参するのが普通ですが、年齢の部分があり、何件か確認は入れるも年齢の部分でお断り、私も先生との面談が終わっていなくアピールできる所を把握していませんでしたので、仕方ない部分もありました。

ただ老健では検討して頂ける施設もあり念のために求人票を持参しましたが、先生からは「老健勤務は考えていない、療養型で内科外来と病棟管理ができる病院を紹介してほしい」ときっぱり言われました。

そうなるとある程度広範囲で探さないと求人を見つける事が出来ないと思いましたので
先生にそこは了承頂き、転居や単身での勤務を踏まえた求人確認を行う事になりました。関東圏だけでも地域医療を担っている病院からの募集はたくさん頂いておりますが、逆に広範囲はかなり辛いなと言った感じで面談は終わりました。

ただ先生はまだまだご勤務するお気持ちが一杯で、勤務内容をお伺いしている時も生き生きとお話をされていたので、その気持ちに応えられるように療養型の病院を1件ずつ、確認を入れていくしかないと強い気持ちが湧いたことは確かです。

次へ続く

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