ドクター転職ショートストーリー

後期研修医の転職(下)

2017年12月01日 コンサルタントT

A先生は、関西生まれで地元の高校を卒業後、首都圏の私立大学に進学されました。平成24年3月に大学を卒業後、大学の医局には属さず地元関西の臨床研修指定病院に入職され初期研修を経て、小児科の後期研修医として勤務されておりました。また、A先生のご両親はともに医師であり、神戸市内で内科クリニックを運営されていました。

後期研修プログラムについては、翌年の4月からになりますので、面接はH病院、S病院とも7月初旬になりました。先生も現勤務先の当直明けの午後に時間を工面していただきました。

最初の面接はH病院からでした。当日、A先生は暑いのにも拘わらず、スーツ姿にネクタイ着用で来られました。自筆の写真貼付履歴書をご持参いただき、病院側の第一印象はひじょうに良いものでした。病院側からは、院長先生、内科部長先生と事務局長様にご対応いただきました。

院長先生からのご質問に対しても、ハキハキと回答されました。病院側が懸念されていたご実家の内科クリニックの継承の件も、まだ10年以上先の話ということで特に問題にはなりませんでした。先生の方も、院長先生が直々にご面談した頂いたことに感激されておられました。

次の週のS病院の面接もH病院と同様に好印象なものとなりました。
1週間後、両病院よりA先生を後期研修医として採用したいとのご意向で採用条件のご連絡を頂ました。

A先生にとって両病院のプログラム内容は遜色の無いものでしたが、給料条件が若干良いということでH病院に決められました。A先生はご結婚されていて3歳と1歳のお子様がおられましたので致し方の無いことでした。

その後、A先生は8月にH病院で勤務されている若い先生方とのご面談をご希望され、病院側も快諾して頂きました。その場に私は同席しませんでしたが、後日、電話でご感想をお聞きすると、H病院へのご勤務の熱意が更に増したようでした。

これからも、弊社の『eレジフェア』や常勤医師紹介のビジネスを通じて、医学生、研修医の方々と臨床研修指定病院様の架け橋になれるようなコンサルタントを目指す所存でございます。

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