ドクター転職ショートストーリー

転職による「やりがい」UP

2003年08月01日 コンサルタントN

 私立医大卒・30歳代前半の整形外科医は、オペ、外来、病棟に多忙な日々を過ごしていた。月5回の当直を行ない年収は、1400万円弱。「忙しさ」自体は問題ではなかったが、「忙しさの中身」に疑問を感じる事が多かった。具体的には、外来の診察中・処置中に救急患者の対応を余儀なくされることで、実際の処置中の患者を放置した事もあった・・・。救急を掲げる以上、急患を引き受けるのは当然だがドクターの人員配置、勤務体制を整えた上でしっかりと対応することは出来ないものか?事務方との交渉も行ったが、改善する気配が感じられない。もっと、充実した「忙しさ」の中で働きたい、という気持ちが強まり転職を考えた。
 そこで東京23区内・整形外科学会認定医研修施設の許可を有する一般病院を紹介する。オペ症例が豊富であることに加え、整った勤務体制及び魅力的な指導医の存在が決めてとなり転職を決意。病院側で募集していた若手・整形外科医ニーズにも合致し、200万円アップの年収1600万円を得ることが出来た。医師側の不満と病院側のニーズを的確にマッチングさせることが出来れば、双方にとっての成功を導き出せる。不満足な環境の中で勤務し続けて失いかけていた仕事のやりがいを、転職によって蘇生させることが出来たのは、我々にとって喜ばしいことである。

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