
やる気の衰えを知らない高齢Drの転職活動とは?
第六十一話
人生とは飽くなき挑戦(後)
五、噛み合うタイミング

その日は、別の先生の面接などがあり、組んでいた3日間の出張スケジュールのうちの2日目でした。
M先生とは午前中にお約束をしており、午後からは新規で求人をいただいた法人との面談を控えていました。
M先生とのお話の中で、ふと思い立ち、「先生のご自宅からはけっこう距離があるのですが、ご興味ありませんか?」と、午後から面談予定の法人の求人をご紹介してみました。
先生がお住まいの最寄駅から2時間ほどの通勤時間だったのですが、「求めていただけるのなら行ってみたい」とのお言葉をいただき、午後からの法人との面談で、M先生をご紹介することにしました。
M先生とは午前中にお約束をしており、午後からは新規で求人をいただいた法人との面談を控えていました。
M先生とのお話の中で、ふと思い立ち、「先生のご自宅からはけっこう距離があるのですが、ご興味ありませんか?」と、午後から面談予定の法人の求人をご紹介してみました。
先生がお住まいの最寄駅から2時間ほどの通勤時間だったのですが、「求めていただけるのなら行ってみたい」とのお言葉をいただき、午後からの法人との面談で、M先生をご紹介することにしました。
六、好感触で出張を延長

午後から法人の代表者と求人についての面談を行い、その際にM先生を年齢や健康状態なども含めてご紹介させていただきました。
すると、法人側からも「ぜひ一度お会いしたい」と、面接オファーをいただきました。
M先生のスケジュールなどを事前に把握できていたこともあり、その場で3日後に面接を実施することが決定しました。
私は急ぎ会社に連絡し、面接に備えて出張の延長を申請しました。
すると、法人側からも「ぜひ一度お会いしたい」と、面接オファーをいただきました。
M先生のスケジュールなどを事前に把握できていたこともあり、その場で3日後に面接を実施することが決定しました。
私は急ぎ会社に連絡し、面接に備えて出張の延長を申請しました。
七、百聞は一見に如かず

面接当日は、勤務予定地とは別の場所での面接となりましたが、代表者と事務長が参加され、先生のご年齢に負けない元気さは「もう年だから・・・」と塞ぎがちになっている患者様にも良い影響を与えられると好印象の中で終わりました。
その後は、先生と一緒に病院見学と通勤ルートの確認を兼ねて電車で移動することにしました。
すると、時間はかかるものの乗換は2回で、そのうちの1回は同一ホームでの乗換となっており、思っていた以上にスムーズに通勤が出来るという良い発見も出来ました。
M先生も思っていた以上のスムーズさに良い意味で驚いていました。
その後は、先生と一緒に病院見学と通勤ルートの確認を兼ねて電車で移動することにしました。
すると、時間はかかるものの乗換は2回で、そのうちの1回は同一ホームでの乗換となっており、思っていた以上にスムーズに通勤が出来るという良い発見も出来ました。
M先生も思っていた以上のスムーズさに良い意味で驚いていました。
八、年齢とは所詮数字でしかない

結果、時間はかかりましたが、M先生は良いご勤務先にご入職いただくことが出来たと思います。
もしかしたら、この面接がスムーズに進んだ要因の一つに、直近でM先生と同年代である私の父親と数年ぶりの帰省で会っていたことがあったかもしれません。
年老いた父親と会ったことで、自分自身の中でよりM先生のご健在ぶりを強く感じたことが、医療機関への紹介の際にも伝わったのではないかと思っています。
年齢が全てではないということと同時に、強く想いを伝えることが我々の仕事では重要なのだと感じさせられたケースでした。
もしかしたら、この面接がスムーズに進んだ要因の一つに、直近でM先生と同年代である私の父親と数年ぶりの帰省で会っていたことがあったかもしれません。
年老いた父親と会ったことで、自分自身の中でよりM先生のご健在ぶりを強く感じたことが、医療機関への紹介の際にも伝わったのではないかと思っています。
年齢が全てではないということと同時に、強く想いを伝えることが我々の仕事では重要なのだと感じさせられたケースでした。