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社会医療法人 秀公会 あづま脳神経外科病院

プロフィール

あづま脳神経外科病院

あづま脳神経外科病院

 福島県福島市は福島県の県庁所在地として、30万人近くの人口を有する。桃や梨などの栽培は全国有数の収穫量を誇っている。また、国立公園にも指定を受けている浄土平、信夫山などの山の名所や飯坂温泉、高湯温泉、土湯温泉といった温泉街も有名である。
 あづま脳神経外科病院は1984年に福島市大森字柳下に開設された病院である。現在は急性期病棟60床、回復期リハビリテーション病棟60床、特殊疾患病棟48床の168床を有し、脳神経外科、心臓血管外科、循環器内科、リハビリテーション科、神経内科、内科、外科、消化器内科、小児科を標榜している。
 今回はあづま脳神経外科病院の泉一郎院長にお話を伺った。


泉 一郎 院長

泉 一郎 院長 プロフィール

1986年に福島県立医科大学を卒業する。1997年にあづま脳神経外科病院に入職する。2011年にあづま脳神経外科病院副院長に就任を経て、2013年にあづま脳神経外科病院院長に就任する。
日本脳神経外科学会専門医など。

病院の沿革


 1984年にあづま脳神経外科病院が112床で開設された。そして、1987年に168床に増床された。

2000年以降では介護保険サービスの提供に関して、老健施設を併設し、脳卒中治療の急性期から在宅までの一貫した医療サービスを地域住民のために提供するようになった。 2005年からは新たに心臓血管外科、循環器内科、小児科の機能などを加えて、脳、脊髄と循環器の専門病院へと新たなスタートを切った。
その後も福島市に隣接する伊達市に「ほばらクリニック」を開設し、標高700メートルの阿武隈山系にある人口6000人、かつ高齢者比率の高い飯舘村の診療所に医師を派遣して、へき地医療を展開してきた。へき地医療への貢献が認められて、社会医療法人の認定にも繋がった。
しかし、2011年に東日本大震災に見舞われてしまう。

「2011年の大震災は当院にとっても大打撃で、看板としてきた急性期の脳神経外科診療の診療体制が不十分な現状です。また、放射線量の高い飯舘村の全村避難で、クリニックの運営が困難になるなど、当院はダブルパンチを受けてしまいました。しかし、福島県立医科大学との提携など、地域連携を強化して診療を継続するとともに、飯舘村民の方々へは当院での外来診療の継続、甲状腺外来の設置、ホールボディカウンターなどを導入して村民の健康を守るべく、サービス提供を行っています。」

2016.05.01 掲載 (C)LinkStaff

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