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地域の主治医・生涯の主治医として

病院の特色

王子生協病院 院内の様子
1. 内科・総合

内科では糖尿病、喘息、高血圧、脂質異常など、循環器や呼吸器といった各科にわたる病気全般について総合的に診察、治療を行っている。また、物忘れ外来、禁煙外来、がんの患者さんを対象とした緩和ケア外来などの専門外来も設けている。

「外来を持つ診療科としては外科、小児科、整形外科などがありますが、入院はほぼ内科ですし、常勤医師も内科ばかりです。内科は総合診療医、もしくは家庭医という形で対応しています。そういう医師の集まりなのです。」

 

2. 小児科

風邪や手足口病、溶連菌などの感染症、育児指導などを幅広く診ているほか、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などの小児アレルギー全般の診療、食物経口負荷試験、スギやダニに対する舌下免疫療法も行っている。

「外来診療は小児科の専門医が診ていますが、その医師が不在の場合には小児科のトレーニングを受けた総合診療医や家庭医がいますので、ある程度の対応はできています。予防接種や乳児健診も行っています。常勤医師が5年ほど前に着任してからは外来患者数が順調に伸びていたのですが、最近は新型コロナウイルスの関係もあって、少なくなっているのが残念です。」

 

3. 整形外科

月曜日から土曜日まで、週に6日の外来を行っている。また、東京大学医学部附属病院、みさと健和病院、東京北医療センター、明理会中央総合病院、東京女子医科大学東医療センター、白報会王子病院、花と森の東京病院、東京都健康長寿医療センターなどと提携している。

「内科から整形外科、整形外科から内科という形で内科と連携しながらの診療が特徴です。腰痛の患者さんが多く、手術などの必要があれば、非常勤医師が出身医局に関連する病院を紹介しています。」

 

4. 泌尿器科

手術はしていないものの、悪性腫瘍、尿路結石、婦人泌尿器科疾患、排尿障害を中心に診療している。

「週に1回、東京医科歯科大学医学部附属病院から来ていただいています。手術は大学病院か、東京腎泌尿器センター大和病院にご紹介するケースが多いです。患者さんを増やしたいという思いは医師にも看護師にもあるのですが、地域の病院ゆえに地域的な事情もあり、少し伸び悩んでいるところです。」

 

5. 皮膚科

非常勤医師により、週に3日の診療を行っている。

「内科からの紹介が多く、湿疹やにきびなどの一般的な皮膚科の疾患を診ています。特殊なものは近隣の病院に紹介しています。」

 

5. 緩和ケア

2013年に病院を新築したことを受け、2014年に北区で初めてとなる緩和ケア外来をスタートさせた。

「当院は外科医はいませんし、手術をしているわけではありませんので、近隣の大学病院や都立病院などの医療施設から患者さんをご紹介していただいています。大病院で手術をしたけれども、緩和ケア中心になる患者さんに対し、緩和ケア専門の外来や病棟で診療しています。病棟は個室で、病床数は19床です。当院の医師は勉強熱心で、外部の勉強会などに積極的に参加しているのですが、緩和ケアのトレーニングを受けた医師が3人いますし、行政が行っているPEACEプロジェクトの緩和ケア研修を受けた医師もいますので、スタッフは充実しています。特徴としては訪問診療と連携しながら診ていくことが挙げられます。緩和ケアと言いますと、『外来に来てください』という医療施設がほとんどであり、緩和ケア病棟に入院させるだけで、在宅は地域の診療所が診るというところもありますが、当院は入院はもちろん、在宅でもお看取りまで診ています。在宅で患者さんをフォローアップしつつ、何かあれば当院に入院していただく形です。差額ベッド代もお取りしていませんので、入院であっても手厚い医療を受けていただけます。」

 

2021.06.01 掲載 ©LinkStaff

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