「医師として」 - 70歳、老健施設への転職。長く務める為に大切なこと。（前）

　今回ご紹介する先生は、70歳の内科医師。老健施設への転職エピソードです。
まだ少し肌寒く桜の開花が待ち遠しい季節、「老健の仕事は無いかね？」と、先生からのお電話をきっかけで、ご縁をいただきました。

　早速お話を伺ってみると、「2年前までは老健で施設長をしていたのだが、暫くゆっくりしていて、今は巡回健診中心とした生活を送っている。毎回勤務地が異なるのが疲れてきたから、老健の勤務に絞ろうかと考えているんだよ。」とのことです。
　「確かに巡回健診は、ワンスポットの勤務というのが利点ですが、毎日異なる勤務地は予定の確認や移動が疲れますよね。」そんなお話をしながら、「では、週4日1,000～1,200万円の老健求人で良いものがあれば紹介して下さいね」と、ご依頼いただきました。

　今回のご要望は至ってスタンダードな内容でしたので、すぐにご提案できそうだなと予想をしていましたが、なんと先生から連絡を頂いた当日に、求人提案・面接設定まで決まったのです。
　特に私がお勧めした案件は、先生のご自宅から近く、急変時は全て救急搬送対応される老健求人。先生は「深夜の呼び出しが無いだけで、心身の負担が少なく長く勤務できそうだ。」と大変興味を抱かれ、すぐさま面接設定へと進んだのです。

　ただ、先生は「老健は様々な施設があるから、中には変な人もいるし…スタッフ同士のいざこざ何かがあるので、3カ月間程トライアル勤務をしてみたい。」とご希望されたので、先方に承諾を得て週1日程のトライアル勤務を前提に、面接へ伺ったのでした。