「医師として」メインタイトル
誠実かつ穏やかなお人柄を持つ医師。
クリニック閉院後の転職活動とは?
 

第二十話
元クリニック院長の新たな挑戦!(前)

 ある医療機関の事務長さんからのご紹介
ある医療機関の事務長さんからのご紹介
 O先生との出会いは、日頃からお付き合いのある医療機関の事務長さんがきっかけでした。

 ある日、その事務長さんから、「知り合いの先生に、仕事を紹介してもらえないかな」とご相談の電話を頂き、善は急げということで翌日、O先生の最寄駅の喫茶店でご面談させて頂くことになりました。
 一 先生の第一印象は「お洒落っ!!」
先生の第一印象は「お洒落っ!!」
 O先生の第一印象は「お洒落っ!!」であり、目深に被ったハット帽とセンスの良い紺のネクタイに、上下抜群の色彩感覚でバランスのとれたジャケットとパンツスタイルという出で立ちで、当に洗練された大人の紳士が、そこにいました。
 ハット帽からは、柔和な笑顔が覗き込み、患者さんに安心感を与えるであろう穏やかな人柄がにじみ出ているなぁと感じたことを鮮明に覚えています。
 二 クリニック閉院後に貢献できる仕事があれば…
クリニック閉院後に貢献できる仕事があれば…
 O先生のご経歴をお伺いすると、九州地方のご出身であり地元の国公立大学を卒業後、縁あって関西エリアの大学医局に入局し、長く40年に渡って産婦人科医として活躍され、部長職としても後進の育成に携わり定年まで勤め上げられました。
そして、退局後お住まいの近くに婦人科を中心にしたクリニックを開設され、地域の皆さんに少しでも健やかな日々を送って頂こうと研鑽をつまれ、看護師や事務員と共に創意・工夫をしてクリニック運営を続けて来られたとのことでした。

 ただ、ご自身の年齢や体調面を鑑みた上で、開設20年目を節目にクリニックを閉めようと考えてられ、その後に貢献できる仕事があれば紹介をして欲しいとのことで、ご相談を頂きました。
 三 御年78歳の瞳の奥には闘志ともいえる強い意志が
御年78歳の瞳の奥には闘志ともいえる強い意志が
 O先生は御年78歳ということで、年齢面から新たな仕事は難しいかと半ばあきらめがちではありましたが、その言葉とは裏腹に瞳の奥には「まだまだ、これから!」と言わんばかりの闘志ともいえる強い意志が漲っておりました。
また、医師として世の中の役に立てるうちは何でもいいのでやってみたいと、使命感や責任感と言った類の感情だけではなく、医師である前に人として快活に生きる上でとても重要な「好奇心」が全く衰えておらず、大変驚かされました。
 四 ご面談のその日から求人探しを開始
ご面談のその日から求人探しを開始
 知らないことやわからないことは自ら学び、周囲からも教えを乞いながら、一日も早く役に立てる様にしていきたいと熱意のこもった言葉を頂戴し、私自身一瞬にしてO先生のファンになり、必ず喜んで頂こうと心に誓いました。

 私の好きな言葉である「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を地でいくO先生の誠実かつ穏やかなお人柄と、日々成長を心がける好奇心の塊と言っても過言ではない清々しいその生きざまは、人として学ばせて頂く点が多いにあり、このような考え方とお人柄であれば年齢に関係なく必要とされる医療機関が間違いなくあると確信しつつ、その日から求人探しを開始しました。
 
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