年俸を下げてでも手に入れたかった「定時に帰れる日常」
破格の年俸と引き換えに失っていたもの
大学病院で内科医として10年以上、臨床と研究に没頭してきました。専門性を評価され、破格といえる年俸をいただいていたのは事実です。しかしその代償は大きかった。早朝から深夜までの勤務、月に何度もの当直、休日も呼び出される日々。子どもの運動会に一度も行けなかった。妻の誕生日を何年も忘れていた。ある日、小学生の娘に「パパはいつもいないね」と言われたとき、自分が何のために働いているのかわからなくなりました。家族のために稼いでいるはずなのに、家族との時間がない。この矛盾に、ようやく向き合う決心がつきました。
年俸ダウンを覚悟した転職活動
イードクターに登録して、コンサルタントに率直に希望を伝えました。自宅から近いこと。定時で帰れること。家族との時間を最優先にしたい。年俸が下がるのは覚悟しています、と。コンサルタントは私の現職の条件を聞いて驚いていましたが、「先生の希望を最優先に探します」と言ってくれました。そして自宅近くの医療機関を見つけてくれたのです。事前に綿密な打ち合わせを行い、一緒に見学と面接に同行してくれました。その準備の丁寧さに、信頼感が一気に深まりました。
理事長と事務長の「ぜひ来てほしい」という言葉
見学に訪れた医療機関は、予想以上に自宅からの利便性が良く、通勤のストレスがほとんどない立地でした。理事長も事務長も温かく迎えてくれ、病院の雰囲気もとても良い。「条件次第では前向きにお願いしたい」と伝えると、翌日にはコンサルタント経由で「理事長も事務長も大絶賛でした。ぜひ入職してほしいとオファーがあります」と連絡をいただきました。ただ、私の現職の年俸は相場から見ても破格だったため、同等の条件提示は難しいだろうとは理解していました。事務長も「どこまで近づけられるかわからない」と正直におっしゃっていたそうです。
年俸ではなく「人生の質」で選んだ
1週間後、想定以上の条件提示をいただきました。現職を超えるものではありませんでしたが、医療機関としての最大限の評価だと伝えられました。コンサルタントが事務長の熱い思いをそのまま届けてくれたのです。「利便性、勤務内容、定時上がりのワークライフバランス、総合的に見ていただければ決して引けを取らないはず」と。その言葉に嘘はないと感じました。年俸だけで見れば確かにダウンです。でも、毎日定時に帰れること、自宅から近いこと、家族と夕食を囲めること。お金では測れない価値がそこにありました。迷いなく、条件を受け入れました。
給与だけでは計れない「最高の転職」
入職後、生活は劇的に変わりました。夕方6時に家に帰り、子どもたちと食事をして、週末は家族で出かける。当たり前のことが、これほど幸せだとは思いませんでした。娘が「パパ、最近いつもいるね」と笑ってくれたとき、転職して本当に良かったと心から思いました。医療機関の皆さんも温かく迎えてくれ、最大限の評価をしてくれたことへの感謝を忘れず、全力で貢献しています。転職は年俸アップだけが正解ではありません。自分にとって本当に大切なものは何か。それに気づけたとき、最高の転職が実現する。コンサルタントが双方の思いを丁寧に橋渡ししてくれたおかげで、医療機関も私も、お互いが歩み寄れる最高の結果になりました。