製薬企業20年の経験が導いた、がん免疫治療クリニックという新たなステージ
臨床を離れて20年――定年退職後のキャリアに迷う
外科医としてキャリアをスタートし、臨床と研究に没頭した日々。その後、製薬企業に転じてオンコロジー領域で20年以上、グローバルなプロジェクトに携わってきました。しかし定年退職を迎えたとき、ふと立ち止まりました。「自分は医師免許を持っている。まだ働ける。でも臨床から離れて長い自分に、どんな選択肢があるのだろう」。正直なところ、年齢と臨床ブランクに対する不安が大きく、周囲に相談しても「健診か産業医くらいでは」という反応がほとんどでした。希望は当直・オンコールなしの週4日勤務で年収1800万円以上。待遇面よりも、自分のこれまでの経験が本当に活かせる職場があるのかどうか、それが最大の関心事でした。
一通のメールから始まった転職活動
イードクターから届いた一通のメールに返信したのがきっかけでした。すぐに担当のコンサルタントと面談することになり、自分の経歴と希望を率直にお話ししました。その場でいくつかの求人を見せていただきましたが、やはり健診業務が中心。「やはり健診になりますよね」と私が呟くと、コンサルタントの方は「先生のスキルなら、もっと活かせる場所があるはずです」と力強く言ってくれました。転職までは1年ほど余裕があったため、じっくり探していただくことにしました。あのとき、すぐに妥協して健診に決めなかったことが、結果的に最良の選択につながりました。
がん免疫治療クリニックとの出会い
その後しばらくは、外来や老健施設の求人が中心でしたが、正直どれもピンと来ませんでした。そんな中、コンサルタントから「がん免疫治療クリニックで募集があります」と連絡をいただいたのです。免疫治療は第4のがん治療と呼ばれ、近年急速に注目されている分野です。私が製薬企業時代に携わってきたオンコロジー領域の知識と経験が、まさにこの分野で活きるのではないか。初めて「これだ」と感じた瞬間でした。実は最初に見つかったクリニックは入職時期が合わず断念したのですが、コンサルタントが諦めずに探し続けてくれた結果、別のがん免疫治療クリニックとのご縁が生まれました。
面接で確信した「ここが自分の居場所」
面接では院長と免疫治療のエビデンスやクリニックの研究方針について深く語り合いました。私が製薬企業時代に臨床試験で見てきたデータや、がん治療の最前線で感じていたことを話すと、院長の目が輝きました。お互いに共感する部分が多く、「こんなに充実した面接は初めてです」と院長からも言っていただきました。さらに、クリニックは今後海外展開を予定しており、グローバルな環境で働いてきた私の経験を活かしてほしいと。すべてのピースがはまった瞬間でした。面接を終えて、コンサルタントと二人で興奮が冷めやらない状態で話していたのを覚えています。
臨床ブランクは弱みではなく、唯一無二の強みだった
最終的な条件は週4日で年収2200万円。希望を大幅に上回る好条件を提示していただきました。複数の紹介会社に登録していましたが、このがん免疫治療クリニックの求人を提案してくれたのはイードクターだけでした。聞けば7年前にも紹介実績のある施設で、長年の信頼関係があったからこその独占求人だったそうです。振り返ると、臨床から離れていた20年間は決してブランクではありませんでした。製薬企業で培った研究知識、グローバルな視野、マネジメント経験。すべてが新しいステージで武器になりました。同じように臨床を離れて不安を感じている先生がいたら伝えたい。あなたの経験は、思いもよらない場所で必ず花開きます。大切なのは、可能性を信じて探し続けてくれるパートナーに出会えるかどうかです。