新宿ストレスクリニック

インタビュー

【プロフィール】
2008年に大分大学を卒業後、松阪市民病院で初期研修を行う。2010年に松阪厚生病院に勤務する。2014年に新宿メンタルクリニック(現新宿ストレスクリニック)に勤務する。2014年11月に新宿メンタルクリニック名古屋院院長に就任する。2015年9月に新宿ストレスクリニック名古屋院院長に就任する。
精神保健指定医、日本医師会認定産業医、日本精神神経学会会員、米国臨床TMS学会会員など。

神科医を目指したきっかけをお聞かせください。

渡邊:初期研修でスーパーローテートを経験しました。この制度はプライマリケアができる医師が増えるという意味で、患者さんにとってのメリットが大きいと言われていますが、医師にとっても自分の適性を探していけるというメリットがあります。以前でしたら、すぐに医局に入っていたところを2年間かけて多彩な診療科を学ばせていただけるわけですからね。私は松阪市民病院で初期研修を行いましたが、精神科に関しては近くの松阪厚生病院に行ったんです。そのときに患者さんのお話を聞いたり、カウンセリングを行ったり、内科的なアプローチも勉強させていただいて、精神科の雰囲気が私に合っていると思いました。スーパーローテート中は内科も外科も皮膚科も面白かったですし、精神科でないといけないというほどの強い思いまではありませんでしたが、患者さんとの会話や診察などを経験してみて、精神科に行こうとほぼ直感で決めました。

後期研修は松阪厚生病院で行われたのですね。

渡邊:精神科をメインで研修しましたが、内科にも興味が尽きませんでしたので、内科も勉強させていただいていました。

機となったのはどんなことだったのでしょう。

渡邊:精神科医として勤務をしていましたが、精神保健指定医を取得する前ぐらいから治療の方針が気になるようになったんです。診療の中心は薬を出すことですが、うつ病の患者さんに薬を出しても、なかなか治らず、中には10年、20年と通院されている方もいます。薬に害がないなら問題ありませんが、薬の量を増やすとなると副作用も心配になりますし、患者さんからも心配だと言われたりもしました。それで、薬では実現できない治療がないものかとインターネットなどで探すようになったんです。医師としての遣り甲斐を持て、副作用の心配がなく、患者さんに喜んでもらえる治療が理想でしたね。探す中でTMSを知り、このクリニックに出会ったんです。

れから、どうなさったのですか。

渡邊:そこからの行動は早かったですね(笑)。まず見学に行き、その後も何回か見学しました。当時はTMS治療を行っているクリニックは当院しかなかったし、当院も開院して1年も経っていない頃でした。

学時の印象はいかがでしたか。

渡邊:かなり広くて驚きました。患者さんも驚かれていますが、私も最初はびっくりしましたね。そして、綺麗な院内だという印象を受けました。

職にあたって心配なことはありましたか。

渡邊:TMSにチャレンジできるわけですから、仕事自体には全く心配はありませんでした。ただ、既に自宅を三重県に構えており、妻と生まれたばかりの子どもがいましたので、家族を残して東京に赴任することは心配でしたね。でも、理事長や法人のスタッフが、私が自宅に戻りやすくなるように配慮してくださったんです。当院でTMSを経験できることも嬉しかったですが、それ以上に「それぞれの事情を思いやりながら、皆で一緒に頑張ろう」という法人の方針に感動しました。こんなクリニックなら信用できると思いましたね(笑)。頑張っていこうと改めて決意して入職しました。今は子どもも2人に増え、自宅に帰る日がさらに楽しみになっています。

職にあたっては、どんな研修を受けたのですか。

渡邊:それまでは薬中心の治療で、磁気治療は初めてでしたので、磁気刺激治療を一から学びました。当院は教育体制、指導体制がしっかりしているので、安心して研修できましたよ。光トポグラフィー検査や自律神経の検査を勉強したり、磁気をどう当てていくのかといったトレーニングも行いました。

TMSは精神科医療の中でどのような位置づけなのでしょうか。

渡邊:TMSは精神科医の中では有名な存在ですが、知らない精神科医がいないとも言えないですね。薬を飲んでいた患者さんがTMSの治療後に薬を止めたとなると、薬を出しているクリニックを経営する医師にとっては難しいのが現実です。しかし、統合失調症など、薬が必要な疾患もありますし、我々としてはそうしたクリニックと争うつもりはなく、患者さんにとっての一番を追求していきたいです。

TMSは精神疾患以外でも有効なのですか。

渡邊:FDAは頭痛治療として認めています。Aという薬がうつ病に効き、Bという薬が風邪に効くとするなら、TMSはAという当て方なら精神疾患に効き、Bという当て方なら頭痛に効くと言えるでしょう。しかし、TMSは始まったばかりの治療法ですので、今のターゲットは精神科のみですし、頭痛に関してはこれからですね。今後はパーキンソン病の治療にも期待されていますし、応用範囲はかなり広がると思います。

のような疾患がTMSに適応しますか。

渡邊:気分に問題がある場合に有効です。うつ病だったり、ストレスで落ち込んでいる患者さんに向いています。妄想がある場合だと不適応ですね。一方で、頭の疾患でしたら、くも膜下出血などの重篤な疾患は無理ですが、偏頭痛には適応します。

者さんの年齢にも適応はありますか。

渡邊:下は小学校高学年ですね。低学年の子どもさんにうつ病なのかどうかという診断は下せないですし、TMSは治療自体に40分かかりますので、じっとしていられないと思います。高学年でしたら、会話もある程度しっかりできますから大丈夫です。中学受験のストレスに苦しんでいた子どもさんが30回のTMSを受け、第一志望の難関中学に合格したこともありました。子どもさんには薬が使えないですし、副作用の依存状態も危険ですから、むしろTMSの方がいいですね。

の副作用を避けたい人にはいい治療ですね。

渡邊:お勤めされている方も「薬の副作用で会社に行けない」という事態は良くないですし、主婦でご家庭にいらっしゃる方であっても、妊娠の可能性を考えると薬は止めておきたいものですから、誰にとってもいい治療です。私はTMSは精神科の治療に革命を起こすものだと確信しています。だからこそ、患者さんに自信を持って勧めることができているんですね。

トポグラフィー検査はTMSとどのようにリンクしているのですか。

渡邊:光トポグラフィー検査は脳の検査で、うつ病パターンになっているかどうかを客観的に見るためのものです。この検査を受けても100%の確率でうつ病と分かるわけではなく、診断の補助の一つですし、検査と治療は別のものではありますが、患者さんは画像で結果を見ることができますから、患者さんにとっては検査をした方が治療を受け入れやすくなりますね。しかし、光トポグラフィー検査は絶対に行わないとTMSを受けられないというものではありません。遠方の患者さんからは「受けないといけないのですか」というお問い合わせもありますが、そういった誤解を解くようにと受付のスタッフには伝えています。

TMSの難しさはどんなところにありますか。

渡邊:場所と費用の問題です。当院は東京、大阪、名古屋にありますが、北海道や沖縄の方は来院しにくいですし、費用も3割負担になっていません。患者さんが気になさっていることは我々も分かっていますので、回数の調節などをして、全ての希望される方が受けられるように配慮しています。うつ病の患者さんが30回の治療で84%の方が改善したというデータもありますが、それでも全ての方を治療するのは難しいですね。

療自体は難しくないのですか。

渡邊:難しくありません。光トポグラフィー検査の勉強は必須ですが、何も知らない状態でも医師免許さえあれば大丈夫です。薬による治療しか経験ない精神科医でもいいですし、磁気治療ですから精神科医でなくても行えます。

宿ストレスクリニックではどのような研修を行っているのですか。

渡邊:非常勤医師ももちろん研修しますが、常勤医師であれば試用期間が3カ月で、そのうち1カ月程度の研修を行います。もちろん、慣れには個人差がありますので、基本的な目安です。研修期間が終わったら、何も教えないということもありません(笑)。ただ、大阪には光トポグラフィー検査装置がありませんので、大阪や名古屋に勤務される場合には東京で複数回研修を受けて頂きます。それで不十分なところは私が大阪や名古屋に勤務する日に説明を行います。

宿ストレスクリニックではどのようなチーム医療を進めていらっしゃいますか。

渡邊:当院では磁気を当てるコメディカルスタッフをトリーターと呼んでいますが、トリーターや臨床心理士とのチーム医療を行っています。医師は初診を行い、再診では患者さんが治療中に困ったことなどの相談を受けたりします。全ての場合に医師が磁気を当てることはなく、トリーターが当てることもあります。もちろん、当て方に関しての指示は医師が行います。また、カウンセリングが必要な患者さんには臨床心理士がカウンセリングします。医師としては患者さんへの治療がまずは大事ですが、TMSを広めていくことも必要な仕事です。私も機械や新しい治療について、日々、学んでいます。

宿ストレスクリニックならではの特徴はありますか。

渡邊:治療に特化していることでしょうか。大きな病院だと研究が主目的になりがちで、患者さんによっては対象外と言われたり、満足な回数で行えなかったり、同じ当て方を続けるところもあるようですが、当院の目的はあくまでも治療にあります。

後の展開について、お聞かせください。

渡邊:精神科中心のクリニックですが、予防医学を行えないかと検討しています。クリニック名にも「ストレス」と入れましたし、ストレスを感じた段階で何かできないかということに力を入れていきたいです。また、ストレスで腰痛になる方もいらっしゃいますので、扱う範囲を広げていきたいですね。

宿ストレスクリニックが求める医師像はどのようなものですか。

渡邊:やる気のある方、真面目で意欲のある方にお越しいただきたいです。10時から20時まで勤務しておけばいいのかなという受け身の方は困りますね(笑)。TMSは新しい治療ですし、これまでやっていないことに挑戦していますので、いいものを一緒に作っていきましょう。ご専門の診療科は問いませんし、男女の別もありません。女性医師を希望される患者さんもいますので、女性医師も歓迎です。当院は6人の常勤医師のうち、2人が女性なんですよ。夜勤や当直もありませんので、働きやすい職場です。

宿ストレスクリニックに興味を持った医師へのメッセージをお願いします。

渡邊:一緒に頑張りましょう。



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