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- 共立蒲原総合病院 -
静岡県庵原郡
 
<病院の沿革>
 四季折々の雄姿を映し出す富士山の麓から程近く、桜えび漁でも有名な、ここ静岡県庵原郡。今回ご紹介する共立蒲原総合病院は、新幹線新富士駅から車で15分程の小高い丘の上に建つ、4つの町(蒲原町、富士川町、由比町、芝川町)により設立された自治体病院である。昭和30年に内科・外科・産婦人科の3科54床で発足。以来、地域住民の様々な要望に応える形で、健康診断センター、人工透析センター等、増設増床を繰り返し、一方で高齢化対策の一環である訪問看護、介護指導に積極的に取り組むなど、医療機能の充実と拡充に努めてきた。現在は334床、21の診療科目を持つ総合病院として1日の外来数は約900人を数える。4つの町の人口は4万5千人程だが、富士市西部の患者も多く訪れ、バックグランドとしては10万人になるなかで、正に地域医療の中核を担っている。

また、病院の敷地内には駿河看護専門学校を併設しており、地域医療に貢献できる人材の育成にも力を注いでいる。
 
<病院の特徴>
これまで地域医療を支えてきた自治体病院。近年、7割が赤字財政といわれ、そのあり方が問われている。マイカーの普及などで移動可能な範囲が広がったことや、民間病院の充実、結核患者の減少などが重なり、全てとは言えないが、中核医療機関としての存在感は薄れてきている。そんな中、地域住民に愛され存在感の大きさを感じさせる共立蒲原総合病院にスポットを当ててみた。
「この地区に病院はここしかないので、1次救急から2.5次救急までをほとんど受け持っているのですよ」
と話してくれたのは同院の木村良一院長。地域的にC型肝炎の患者が多く、内科、外科ともに消化器系が充実している。地域住民の期待も大きく、ここで医療を完結してくれることを願っている。


 「すべてを完結するのは難しいが、目指すところは初期診療としては何でもできて、最高の医療設備で最高水準の医療を提供することです」そのための設備がここでは充実している。「病院の規模としてはかなりの設備を揃えおります。そのなかで目玉になっているのがGEツインスピードというMRIですね。日本で3台ぐらいしか動いてないと思います。MRIを2台体制でやっているのも静岡県下の300床クラスではうちだけではないでしょうか」
という答えが自信に溢れていた。共立蒲原総合病院は他にもCT(1台はヘリカル)、アンギオを2台体制でいれており先生方の臨床の検査項目は豊富にできる設備が整っている。地域住民の期待の大きさと、それに応える高水準の医療こそが=存在感の大きさなのだ。

 
<運営・経営方針>


 〔医療の質〕とともに今、最も考えなくてはいけないのは〔サービスの質〕である。特に自治体病院においては、職員の給与は年功序列で成果主義への移行が難しく、ゆえにサー ビスの質の低下にもつながりかねない。誰の為の医療なのか?ここをどのようにとらえるかが、今後の病院の分かれ目ではないだろうか。
「職員が充実感をもって働ける病院。誇りをもって自慢できる病院を作りたい。その一番にくるものは治療成績などの患者の満足をもって、職員がやり甲斐を実感できるものと考えています。またそのような事に充実感を持つ職員を集め、育てたい」

先の光が明るいことだけは確かだ。
自治体病院としての共立蒲原総合病院に、今後も熱い視線が注がれる。

 
私たち病院の理念
 
●予防から治療へと一貫性を持った診療体制を確立しています
●専門化別診療体制の確立化
●術中照射の診療体制の導入
●研究、研修活動の一層の充実
●看護体制のさらなる充実。そして、患者のアメニティーを追及した医療体制を確立し運営しています

2002.11.15掲載 (C)LinkStaff